舞妓、最後の日

昨日、お昼席で祇園甲部の「つる葉」ちゃんが来てくれました。
いつもご贔屓くださるお客様からのご指名でした。

彼女は沖縄出身で、舞妓として店出し(デビュー)した当時は
メディアによく取り上げられていましたが、
早いもので、もう芸妓になるそうです。

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舞妓から芸妓になることを「襟替え」といい、
この時期だけ許される‘特別なこと’がいろいろと待っています。


彼女たちの第一正装である黒紋付きを着ることや、
「黒髪」という色っぽい舞が舞えるのも‘特別なこと’。



そして、お歯黒。

花街では現在もそうですが、結婚すれば引退する決まりです。
しかし、昔の花街の世界では身請けをしてくれるような結婚はごく稀なことでした。
せめてもとして、舞妓から芸妓になるこの期間に
若嫁の証であるお歯黒をするようになったのではないかと言われています。

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つる葉ちゃん曰く、昔とは違い、蝋を塗っているので
お歯黒をしている間は何も食べられないそうです。

「お歯黒ダイエットどす〜」と笑ってはりました(^^;)

この時も、お昼席が終わって帰ったらお歯黒を落として食事をして、
また夜の宴会の為にお歯黒塗ります…と言っていました。




さて、先笄(さっこう)という雀のしっぽをぶら下げたような髪型が結えるのも
この時期だけ… 

この髪型も主に昔の町屋の若いお嫁さんだけが結っていたそうです。
最終日にこの元結(もっとい)と呼ばれる‘しっぽ’を
切り落とす断髪式もあります。

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つる葉ちゃんは、出産前に私がよく行った牡丹さんというお茶屋さんで、
よくお会いしたので、仲良しさんです☆

いつぞやは眠たそうで、目がトローンとなった状態だったり、
化粧が落ちて大変なことになっていたり… 天然系の子でした。



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仲のいい舞妓さんが芸妓になると、私もなんだか嬉しくなりますねー。
この日が、つる葉ちゃんにとって「舞妓最後の日」だったそうです。

翌日曜日はお休みして、月曜日には芸妓・つる葉として活躍することになります。

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消防&救急訓練

今月中旬、休館日を設定して畳の入替や電気の年次点検、
そして11名の従業員スタッフで消防訓練1時間・救急訓練3時間を行いました。


救急訓練では、まずスライドでの講義。

新門荘が所在する「東山区」という区域は比較的宿泊施設が多いのですが、
年間13−14件の心肺停止での救急車要請があるそうです。

およそ一か月1回、どこかのホテル・旅館で宿泊者が倒れてしまわれる換算です。

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そういえば、弊館でも数年前に女性が倒れられて、
フロント女性が事務所にいる私まで声を掛けに来て、
慌てて見に行ったことがあります。
その時は、まだ意識があったので、抱えながら水を飲ませ、
すぐに回復されたのでホッとしました…

とまぁ、我々はいつどこでそのような場面に遭遇してもおかしくない環境下で
働いているわけで、AEDの取扱や心臓マッサージの方法を勉強しました。


救急隊員の方が仰ってましたが、東山区の某機械工業内で
ある従業員さんが倒れられ、AED措置・救急車が来るまでの心臓マッサージを
繰り返し、その後病院での措置時間も含め約90分間、
ひたすら心臓マッサージが行われたそうです。
そのお蔭で、現在その男性は元気に復職して頑張っているとのこと。


訓練で私が思ったことは、心臓マッサージは本当に疲れます。しんどいです。
なぜなら、肋骨が折れるほど強く押し続けるからです。

救急車が来るまでの平均8分間、ひたすら続けねばなりません。

しかし、絶対に間隔をあけたり、あきらめてはいけないということが
その人の生死を左右するということがよく理解できました。


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実は、5年前に従業員食事慰安会の前に「京都市市民防災センター」にて、
AEDの取扱などについて学習していましたが、
私は今回の救急訓練で‘定期的に訓練しないとイザという時に役に立たない’と
いうことを痛感しました。


1回経験したから大丈夫、という過信は本当にそういう場に遭遇したら
役に立たないわ…と大いに反省しました。


せめて1年に一度は訓練しておかないとダメですね。
これからはそのような年間スケジュールを組むことにします。


そういえば、ホテル旅館は「特定防火対象物」にあたるので定期的な消防訓練や、
防火管理責任者(弊館では私)の配置など様々な義務が生じてきます。

ところが最近は、京都市内にも町屋に宿泊してもらうゲストハウスという
手軽な宿泊施設が増えてきていますが、徹底して対応されていないんでしょうねぇ。

一時期新聞にも掲載されていましたが、まだまだイイカゲンなんだろうなぁー…

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第30回 全国女子駅伝

本日、2012年1月15日(日)京都市内は全国女子駅伝の開催で盛り上がりました。

節目の30回。先日のブログでも掲載した通り、
新門荘には30年連続で、群馬県チームにご利用いただいております。


実は、わたくし、この駅伝の応援に出向いたことがありませんでした…
昨年は出産後間が無かったですし、それ以前は普通に館内で仕事をしていました…


で、初めて今年は街頭に出て「生」駅伝を応援することに。

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家からの最寄、第4区と第7区の通過地点である聖護院付近まで出向きました。

携帯のワンセグでの生中継を見ているひともたくさんいました。
30年前ではラジオ以外でこんなことは考えられなかったでしょうね…

群馬県の選手の応援はもちろんのことですが
途中、石川県の上出選手のお父様と知り合いになりましたので、
彼女が通過した時も大声で応援!

どの選手も懸命に走る姿を見て、声を出さずにはおれません!


19年ぶりに大阪が優勝しましたが、
群馬県は16位でした。十分にご健闘なさったと思います。
選手の皆々様、本当にお疲れ様でございました!

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頑張れ!群馬県チーム!

急な話で、本日掲載分の取材が昨日ありました。


京都では毎年1月に全国女子駅伝が開催されますが、
なんと新門荘では第一回の時から30年間変わらずに
群馬県チームにご宿泊頂いています。

30年連続というのは京都市内でも6軒しかないそうで、
京都から比較的遠くから来ていただいている当館に取材の依頼がありました。

こちらからどうぞ→京都新聞1月12日


一般のお客様で30年連続というのは滅多とないことですから
本当に有難いことです。


12月の高校駅伝の時といい、1月のこの大会の時といい、
新門荘としては、お正月の準備をするように粛々と当たり前のように
選手の皆さんをお迎えしています。

晩夏の会議でも、来て頂くこと前提で冬期の議題が進みます…


ですので、記者の方に「何か特別なことをしている?」と聞かれて困りました…


そして、この取材の極めつけは、
年間通してお預かりしているエアロバイクと並んで私が写真撮影をしたこと。

まさか撮影があるとは思ってもいなかったので、
カメラマンが同行されているのを見て、顔が引きつりました…

あーこんなことなら、もっとヤツシテおけば良かった(TT)
唯一の救いは、この日は別アポが有った為に偶然にも珍しくスーツを着ていたこと。
そうでなければ、普段着のジーパンだったわ…


そして、このエアロバイクに並ぶどころか
「エアロバイクに手をかけてほしい」「ガッツポーズをして」と
ポーズのリクエストまであり、苦笑い(^^;)


どうせなら、ジャージで来社して臨めばよかったかな?



さておき、大会は明後日、15(日)です。

京都市民の私ですが、迷いなく応援チームは群馬県!
頑張ってください! 群馬県チーム!!


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取材して頂きました! | comments (2) | trackbacks (0)

2012年の仕事初めですね

三が日も明け、1月4日の今日は
仕事初めだといいう方も多いのではないでしょうか。
弊館でも社長と営業課長が挨拶回りに出かけています。

かくいう私も、今日は出社して事務仕事をしています。


さて、元旦は毎年昼間の小一時間だけ従業員スタッフが集まり
社長の新年の挨拶があります。今年ももちろん行われました。

宿泊業は年末年始はとても多忙なので、
のんびりはしていられませんが、ほんのひと時
我々も料理長が簡単にこしらえてくれた料理をつまみながら
正月気分を味わいます。


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お歳暮でお付き合いのある業者から頂いた品を抽選で持って帰ってもらいます。
今年は一人2点は当たりました。


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昨年はまだ私も産後1か月も経って居なかったので、
初めて新年の挨拶には不参加でしたが、
今年はチビちゃんを連れて行きました。


ちゃんと子供用の椅子と名前入りのお箸を
用意してくれていたスタッフに嬉しく思いました。

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2012年 新調した暖簾と共に

 新年あけましておめでとうございます。

昨日の午前中に、
一澤信三郎帆布で制作してもらった暖簾が玄関にかかりました。

ここ数年、新門荘のアイコンとして多用している
私のお気に入りでもある丸型の舞妓モチーフを大きく書いてもらいました。
(なんと精巧な手描きなのです!)


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昨年の私は出産後まもなく、半分育児休暇中ということで、
一年間出社は週に1−2度程度。

少しずつ自立・自律できるようになったスタッフの逞しさに感謝し、
しかしながらソワソワと、仕事のできない状態を歯がゆくも感じながら
宿泊業にとって多忙時期であるシーズンも、自宅におりました。


この一年間も私は、昨年と引き続きお客様の前に出ることはありませんが
ここ数年同様マネージメントする裏方に立ちながらも、
少しずつ出社してデスクにつき、確実な仕事の時間を増やしていこうと思っています。


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さておき、ご愛顧賜るお客様、お取引の業者の方々、
ご指導ご鞭撻くださる諸先輩・同朋の皆様、
2012年度もどうぞ祇をん新門荘をよろしくお願い申し上げます。

新門荘プチ☆リフォーム | comments (0) | trackbacks (0)

香炉入れ

弊館の女将が香炉入れを作りました。

ほんのりお香の匂いが漂います。
制作途中ですが、写真を撮りました。

扇形の生地は江戸時代末期のもので、
とても生地が薄く、裏から補強したそうです。

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箱の中に好みの香りを入れます。


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椿の組みひも付の香炉入れ。
3つの椿にそれぞれお香が入っています。

組みひもは購入したそうですが、椿はもちろん手作り。
身内ながら、相変わらず上手だと思います…


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館内のどこかに飾ってありますので、ご来館された際に探してみてくださいね。

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冬至

昨日 2011年12月22日は「冬至」でした。

この日は柚子風呂に入ったり、カボチャを食べたりと
昔から庶民に浸透しているお家行事満載の日です。


元来、柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。
こうした語呂合せから柚子湯に入ると思われていますが、
もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊(ミソギ)だそうです。

昔は毎日入浴しませんから身を清めるのも道理ですし、
現代でも新年や大切な儀式に際して入浴する風習からでしょうか。
冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには
邪気がおこらないという考えもありました。


端午の節句の菖蒲湯も同じ考え方だそうです。

他には柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、
体を温めて風邪を予防したり、
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。

また、芳香によるリラックス効果ありますから、
たまにはツ○ラの名湯ではなく、自然を感じながらゆっくりと入浴したいものです。

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また、太陽の軌道の一回りを24等分した二十四節気では「冬至」でありますが、
さらに先人が3等分した七十二候では「乃東生」と書いて
「なつかれくさしょうず」と読み、夏枯草が芽を出す時期だと説いています。


これから本格的な冬だと思っていますが、
自然界ではもう夏の準備が着々と進んでいるのですね…

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関西と関東での違い

冬の食卓に並ぶおかずの代表「鰤(ブリ)大根」


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お鍋でコトコトすると30〜40分ほどかかるんですが、
私は圧力鍋で作ります。時間短縮でアッと言う間に一品出来上がり…


さておき、この鰤ですが成長するに従い、呼び名が変わるため
出世魚といわれる魚です。

大きくなるにしたがって、脂がのり味も濃厚になって美味しいです(^^)


関西では「つばす→はまち→ぶり」 と言いますが
これが関東では 「わかし→いなだ→わらさ→ぶり」 と言うそうですね。


こちらでは「つばす」はあまり聞きませんが「はまち」だと
スーパーでも見かけますが、この場合大きさで判断するのではなく
養殖を指している…とも聞いたことがあります。


5年ほど前に通っていた料理教室で地域によって
呼び名が変わることを教わってビックリしました。

何一つ被っている語句がない… 言葉って不思議です。

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障子の張り替え

師走ですねー

お正月を迎えるまでに、汚れの目立つ館内の障子と布団襖を
張り替えなければなりません。

これまでは、営繕係として6年ほど勤めてくれていた60代のスタッフが
修繕をしてくれていましたが、病気療養で退職するにあたり
これらをしてくれる人が居なくなってしまいました。


障子の張り替えくらいは自分たちでしたいところですが、
今人出不足ということもあり、(何より張替えをしたい私自身がムリ…)
今年だけは5ー6年ほど前からお付き合いして頂いている
「京からかみ 丸二」さんに依頼することにしました。


新門荘には21室ありますが、
203・301・302・303・401・402・403号室のクローゼット、
及び409号室の襖は京からかみを用いています。

一枚一枚、職人さんが版画を擦るように制作されるので
お値段は通常の○倍!! 桂離宮や寺社・茶室にも用いられていますよね。
京都では「丸二」さんのほかに「唐長」さんも有名ですね。


さて、丸二さんのHPには新門荘の201号室の布団襖が
施行例としてUPして頂いています!


5枚ある布団襖を「春・夏・秋・冬」を彷彿させる色柄を選定しました。
(桜の花散らし・波頭の渦・モミジ・枝梅)
残り一枚は季節を問わない光悦蝶です。


手前味噌です恐縮ですが、遊び心が加わっていて
我ながら良いセンスだと今でも思います(^^)v



丸二さんHP 施行例 上から4つ目「人気旅館の一室」
http://www.maruni-kyoto.co.jp/html/sekourei.html

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