女将のブログ

茶話会は吉田山荘さんにて

先日は旅館青年部の例会がありました。
ただでさえ時間が無いのに、今年は青年部の理事に任命されてしまい、
おまけに今回の例会の世話人に…

でも嫌々でやっていません。
せっかく与えられたチャンス!やるからには楽しまないと!

という私の信条の元、まずは会場をどこにするか…から。

あまりお邪魔する機会が無いような宿がいいな。
いくつかの候補から、「吉田山荘」さんに決定。

案内文も作りました。
いつも、私の事を‘キッチリきちんと真面目すぎる’と評価する人もいますが、
「行きたい!」と思ってもらえるような案内文に。

オフィシャルなのに、前例にないざっくばらんな案内文。
冒険しましたが、理事会で承認してもらえこちらでFAXを流すことに。

 

どなたか講師を招いて、カッチリお勉強スタイルも良いけれど
敢えて「茶話会」という形式をとり、何気ない同業者の会話から
気づきや学ぶことがあると期待して…

それにしても「吉田山荘」さん!素晴らしすぎる!
昭和天皇の義理の弟君「東伏見宮家」の別邸として昭和7年に建てられた館。

茶話会の会場とさせてもらったところは数年前に出来た別棟の「真古館(シンコカン)」
元々は車庫だった建物を改装され、写真に写っている2階は運転手さんの控室だったそうです。

女将さん直筆の和歌の入ったコーヒーセット。
一つ一つが丁寧で素敵!

 

実質90分程でしたが、アレヤコレヤと話が盛り上がりました。
そして、せっかくお邪魔させてもらったので、本館の見学まで…

 

大文字がすぐそこに見え、皇室ゆかりのの裏菊の家紋がそこかしこに。
トイレの床が畳だったり、今じゃこんな粋なデザインは無いだろうと思うような什器備品。

季節感あふれる床の間の生け花に、同じ京都市内とは思えない素晴らしい景色。

一番驚いたのは写真右上のステンドグラス。
玄関の左壁にあり、とても目を弾くのですが、
銅鏡の背面模様を原型にしているそうで、3世紀のものだそうです。

3世紀?! 一同驚愕。

贅を尽くした素晴らしい施設でした。
月並みな表現ですが「京都に吉田山荘さんがあって良かった~」と感じました。

最後は珍しく集合写真。
半分は女性になってる! その割合にビックリ!

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