女将のブログ

真剣に考える。一部のスタッフだけではなく、みんなで。

先日の会議。

正社員もパートもどこの部署も問わず「興味のある人だけが来たらよい」と発信したら
ほぼ全員が参加することになりました。

それほど今回の会議の議題に(同時に大きな不安もあるのでしょうが)
興味を持っていてくれていて、関心の高さがうかがえました。

何を話そうか、どういう話の順序で話せばいいのか頭を整理するために
小一時間前に入室すると ↓ 写真のように座席がきちんと用意されていました。


わわわ! 
学校みたいやな!あまりに私が偉そうに見えてしまう…
ということで、座席をごそごそ移動させました。


よし! 
これでみんなとの物理的な距離も縮まった。
少し全体的な話をしてから、24人のメンバーを5つのグループに分かれてもらい40分間のグループ討議。

いろんなリーダーシップの発揮の仕方があり、いろんな組織運営法がありますが
今、新門荘にとって必要なことはスタッフ一人一人が物事を考えて動いていくこと。

私自身に強いカリスマ性があったり、巧みな話術があったり、海千山千の経験値があれば
あのジャンヌダルクのように「ついて来い!」と言わんばかりに、
自ら旗を振って、皆を叱咤激励しながら引っ張っていけるのでしょうが、
今の私がそれをしたところで空振りするだけでしょう。

この数か月寝る間も惜しんで、過去に一読した本も含め
教科書的なビジネス書を読み漁り 考えに考え抜きました。

行きついた答えが、組織のトップがメラメラと燃え続ける人間じゃなくてもええんちゃうか。
自発的に動く土俵作りをすればええんちゃうか。
いろいろ分析して、多角的に物事を見て、物事を急変させずに、
緩急的でありながら仕組みを変えて前進させる。それは私しかできひん仕事ちゃうか。

今までとことん考えたり、工夫した事のない人に
「頭つかえ」といったところで回転しない。
そこに潤滑油をポタポタと注入するのは私の仕事ちゃうやろか。

…お客様に選んでいただける宿であるためにはどうすればいいのか。

一昔前までは、「ホテル」か「旅館」の二択でしたが
今や一棟貸しや民泊スタイル、高級夜行バスに観光列車…
泊まる場所だけではなく、寝ている間に移動するという選択肢さえある時代。

立地だけで選ばれる新門荘ではなく、
もっともっと料理や、接客でこれまで以上に心からご満足頂ける宿にしていこう!
地道な活動が花を咲かせる。スタッフ皆んなで意気込みあらたに一歩踏み出しました。

 

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