女将のブログ

書展を兼ねたお昼席

先日、タイトル通り書道の作品展を兼ねたお昼席がありました。
書家の竹内勢雲氏の教室に通われる生徒様が書かれたお扇子が何十点と並べられました。

生徒様とはいえ、中にはご自身で書道教室をされている方や様々な賞を取っておられる方も。凡人の私からすればどれもこれも達筆で、素晴らしくて一点一点思わず見入っていました。

「書道は絵画や他の美術品と違い、どこから始まったか明確で、書いた人の息遣いがその書から見て取れる」と聞いたことがあります。なるほど、何百年前の書でも、文の途中から書きはじめる人はいないわけで、古人の筆の運びを真似することができるわけです。

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当館は珍しく絵画よりも書の装飾品が多いです。
2月は1階ロビーや2階大広間の改装工事があり、しばらく休館を頂きますが、
リニューアルした暁には、やはり今と変わらず書をあちこち掲示したいですね。
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この床の間の竹内勢雲氏の書は随分と以前から当館で飾っていました。
何を隠そう、この私も出産以前まで先生にご指導を仰いでいたのです。(もう10年前になりますが^^;)
この日は書の達人たちがたくさんおいでになる中、私が書いた歓迎看板がとても貧相で恥ずかしくなりました。また先生の教室へ通いたいと強く思い直しました。

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お目よごしになったので、最後は新門荘の玄関にある看板の写真をご覧いただきましょう。
この看板は竹内勢雲氏の師匠である杭迫柏樹(クイセコ ハクジュ)氏に書いていただいた自慢の看板です。

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