女将のブログ

舞妓さん宴会シーンの写真撮影

先日、半日かけて社内で写真撮影をしました。
10年ぶりくらいに、当館の目玉企画商品の一つ「お座敷遊びプラン」の撮影をしました。

5-6年前にカメラマンN氏と知り合い、絶対に彼に撮影いただきたいと懇願していました。
お越しいただくのは1年半年ぶり。 前回の様子→「やっぱりプロ! 2017年6月19日
多忙な彼の日程を押さえるのに約2か月かかりました。

彼の仕事ぶりには、ほんと惚れ惚れします。
こちらの要望をしっかりヒアリングして、期待以上の写真を撮ってくださいます。
納品はこれかれですが、確認で見せてくださる写真がどれも素晴らしく
2か月待って良かった~♡と心が躍りました。

今回はこの「お座敷遊び」プランについて
お客様がこのプランをイメージして頂きやすいように、と
いう目的の為にWEBページをリニューアルします。

↑ なかなかこんなポーズで撮影されることはないですよ(笑)

↓ こんな角度から撮影した人は初めて見ました(笑)
実は、この映像向こう側に座るお客様の表情をも捉えているのです。

 

花街の「お座敷遊び」は、表現が下品かもしれませんが大人の王様ゲーム!
とっても盛り上がります。そんな活き活きしたシーンを撮って頂きました。

また、スタッフが働いているシーンも撮ってもらいました。
21室しかない小さな旅館ですが、スタッフは30名近く活躍してくれています。

「新門荘の愉快な仲間たち」

現在その半数以上は「マルチタスク」といって、一人何業務も兼任しています。
一日の数時間は客室清掃で、ポロシャツ姿。午後からの残り勤務は着物姿…

今後求人を掲載する際に、そんなリアルなイメージがより伝わるように…という目的のための撮影です。

料理の写真も15点近く撮って頂き、ほんとに盛りだくさんの撮影でした。
納品された素晴らしい写真の数々は追ってUPさせて頂きます。

 

 

200万円の和家具が甦った!

私はこの旅館で生まれて、
9歳まで4階の一室に住んでいました。
その一室にずっと置いてあった「飾り棚」

その後、その一室が改装されて客室として稼働しだしてからも
この飾り棚はずっと置かれていました。

ガタついていた扉も取れて、とうとうどこかにいってしまい
とてもじゃないけど、お客様の前には置けないとバックヤードへ…
大型ゴミの改修のたびに「あの棚はどうしますか?」と
ずっと処分の対象になっていました。

なんせ50年以上前のものなので、むやみに捨てるのは勿体ないなぁ…と
すぐにポイポイ捨てる私もさすがに思いとどまり、お座なりで数年経過。

いやいや、忘れているわけではなかったのです。
ちゃんと手帳にはToDoリストに挙げていたんですよ…
新年を迎え手帳が変わるたびに付箋を移し替えていましたが(^^;)

(ちなみに今はアプリで管理していてこの付箋リストはあまり機能しておらず)

そんな折に、プライベートで大阪南港にある大塚家具に出向いた時に
この飾り棚とそっくりのものが販売されていました。
価格を見てびっくり!70万くらいだったでしょうか。こんなにするもんなんや!

とうとう処分ではなく修繕に出すべきだ!とおしりに火が付き
担当の方に相談しました。

いろいろ迅速に対応してくださり、専門業者に調べさせたところ
これは「紫檀(シタン)」という今は希少価値の高い材料で、
同じ飾り棚を新規で購入するならば200万円は下らないだろう、とまで言われました。

その専門業者さんは「処分を検討されてる?もったいない!
大塚家具さんはぜったいに上乗せせずにこの料金で修繕してもらってください」という
真摯なやり取りまで聞かせてもらい、数十万円かけて正式に修繕を依頼しました。

そして、先日無事、甦って戻ってきました!!

まるで新品!職人技術が素晴らしい!
無くなっていた扉も上手に復活して頂きました。

「ブラタモリ」13巻に新門荘が載っていた!

根強いファンが多いNHKの「ブラタモリ

いつぞや「祇園」編が放映されていたそうですが、
私は見逃していました… そして、先日ふらりと本屋へ行った際にありました!!
「ブラタモリ」の最新刊が!!

 

目次の通り「京都・清水寺」「京都・祇園」「黒部ダム」「立山」の放映分が収録されています。

 

 

これはスタッフの分も購入せねば! と思いましたが、
ケチなのでカラーコピーして勉強会に使用することにしました。

 

高校の頃は「地理」の授業がどうも面白くなくて退屈に思っていましたが、
この番組のように『地形から歴史を紐解く』というアプローチはとても理論的で理解しやすいです。

 

特に当館から徒歩1分の距離の新橋・辰巳神社付近。

その小さな橋を四条通沿いへ抜けると、
雑居ビルがひしめき合っていますが、道が真っ直ぐではないんです。
ほんとにガッタガタ。

今まで疑問に感じたことも無かったけど、
「ブラタモリ」を読むと、なるほど!その謎も解けて、
この理由こそが祇園で花街が発展したことにも繋がるのです。

そして、ぺらぺらとページをめくると
「京都編」の最終ページになんと!「祇をん新門荘」の文字を発見!

「芸妓さん舞妓さんに出会いたいなら」という枠に掲載されていました!
いつのまに!! これには思わず二度見!びっくりしました(笑)

京都へ来られる方は是非 購読なさってみてください!
そして、58ページもご確認ください(笑)

 

このシーズンは修学旅行生と紅葉を楽しみに一般の観光客が訪れる京都ですが、
「ブラタモリ 13巻」を読んでから、定番の「清水寺」へ行かれると
人が多くてしんどいわ~… だけの思い出ではなくなるはずです(^^)/

やはり知識や薀蓄を知ってから、その先を訪ねると
旅の楽しさが増して、より思い出深くなりますね♪

 

 

 

 

 

食育プログラム

先週は修学旅行で京都に来られている女子高生の皆さんが
昼食をとりにお越しになりました。

同時に、本年度4回目、
当館オリジナルの修学旅行生向け「食育プログラム」も実施されました。

3種類の出汁の飲み比べを体験してもらったり、
京野菜の披露など和食の文化について
幅広くお話させてもらうプログラムです。

お箸のマナーはどこでもされる話でしょうが、
箸とお椀のどちらを先に持つか知ってはりますか~??

 

2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」は
ただ食べるだけではなく、それなりの知識がある方が美味しく感じる幅が広がります。

今はレンジでチンすれば、とりあえずお腹が満たされる時代。
そんな時代こそ、「食」について真剣に知る機会は必要だと思っています。

それをレクチャーする時間を学校側からご指名いただき、頂戴できることは
提供する側の私たちにとっても、若者育成の為に一役買っていることにもなり有難い事だと思っています。

調理人が披露する職人技「かつら剥き」は
皆さん、大注目!
和紙のような薄さで、途切れることなく剥かれていく様子を見ることは
初めてで「おぉ~!」とあちこちから感嘆の声が聞かれました。

「和食」はこのような職人技の連続で出来上がるのです。
そんな一コマをご覧いただきました。

ほんとにお行儀が良く、清々しい生徒さん達。
高校生らしい可愛い笑顔がたくさん見られて
仕事冥利に尽きるなぁと思いました。

写真撮影にご協力いただいたお礼として
市内観光なさるグループ別に、私たちと撮った記念写真は
まもなく学校様に届けられます。

またいつの日か京都にお越しいただくことを願っています☆

真剣に考える。一部のスタッフだけではなく、みんなで。

先日の会議。

正社員もパートもどこの部署も問わず「興味のある人だけが来たらよい」と発信したら
ほぼ全員が参加することになりました。

それほど今回の会議の議題に(同時に大きな不安もあるのでしょうが)
興味を持っていてくれていて、関心の高さがうかがえました。

何を話そうか、どういう話の順序で話せばいいのか頭を整理するために
小一時間前に入室すると ↓ 写真のように座席がきちんと用意されていました。


わわわ! 
学校みたいやな!あまりに私が偉そうに見えてしまう…
ということで、座席をごそごそ移動させました。


よし! 
これでみんなとの物理的な距離も縮まった。
少し全体的な話をしてから、24人のメンバーを5つのグループに分かれてもらい40分間のグループ討議。

いろんなリーダーシップの発揮の仕方があり、いろんな組織運営法がありますが
今、新門荘にとって必要なことはスタッフ一人一人が物事を考えて動いていくこと。

私自身に強いカリスマ性があったり、巧みな話術があったり、海千山千の経験値があれば
あのジャンヌダルクのように「ついて来い!」と言わんばかりに、
自ら旗を振って、皆を叱咤激励しながら引っ張っていけるのでしょうが、
今の私がそれをしたところで空振りするだけでしょう。

この数か月寝る間も惜しんで、過去に一読した本も含め
教科書的なビジネス書を読み漁り 考えに考え抜きました。

行きついた答えが、組織のトップがメラメラと燃え続ける人間じゃなくてもええんちゃうか。
自発的に動く土俵作りをすればええんちゃうか。
いろいろ分析して、多角的に物事を見て、物事を急変させずに、
緩急的でありながら仕組みを変えて前進させる。それは私しかできひん仕事ちゃうか。

今までとことん考えたり、工夫した事のない人に
「頭つかえ」といったところで回転しない。
そこに潤滑油をポタポタと注入するのは私の仕事ちゃうやろか。

…お客様に選んでいただける宿であるためにはどうすればいいのか。

一昔前までは、「ホテル」か「旅館」の二択でしたが
今や一棟貸しや民泊スタイル、高級夜行バスに観光列車…
泊まる場所だけではなく、寝ている間に移動するという選択肢さえある時代。

立地だけで選ばれる新門荘ではなく、
もっともっと料理や、接客でこれまで以上に心からご満足頂ける宿にしていこう!
地道な活動が花を咲かせる。スタッフ皆んなで意気込みあらたに一歩踏み出しました。

 

豪雨災害のお見舞い申し上げます

先週の豪雨で西日本は大変なことになりました。
死者130名、行方不明者も80名を超えていると聞きます。

被害に合われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興を願っております。

もしも鴨川の水位が四条大橋を超えるようなことになれば
当館の真横を流れる白川も氾濫すると聞いていたので
あの丸3日間の豪雨は心配でなりませんでした。

豪雨が収まったと思ったら、快晴の空。
平年より12日早く近畿地方も梅雨明けです。

7月は、京都市内中心部は「ケ」(日常)から「ハレ」(非日常)の様相に一変します。

それは一か月続く「祇園祭」に入るからです。
♪コンコンチキチン、コンチキチン

お囃子の音色があちこちで聞かれるようになります。
本日10日20:00~は八坂神社で「神輿洗式」があり、
鴨川より西にある中心部では鉾建てが始まります。

 

今日は20代の客室係5名を含め「祇園祭」について勉強会をしました。
5名中他府県出身者は3名。巡行はおろか宵山も行ったことがないというスタッフたち。

いくら勉強しておけ!といくつか重要なキーワードを与えても、
どこか的を得ていない知識レベル。
これではお客様との会話が成立しないな…と先週の社内研修で痛感して、
このような場を設けることにしました。

お題目の「祇園祭」について各自が調べて、一人2分でプレゼンテーション。

しっかり歴史を勉強してきたり、お客様目線の情報を調べてきたり。
私も知らなかったこともありました。

お客様に情報をご提供できるように、自分の足で確かめておこう~!と
一方的に言うだけでは、なかなか行動に移さないので
もう強制的に日程を組んで、現場に足を向けるようにしました。

この夏の経験によって、来年はもっと自信を持って、
さらには楽しく接客ができることと思います。

 

 

地震ありましたが大丈夫です!

昨日8:00になろうとするとき、関西地方では大きな地震が来て焦りました。
ドンっ!と突き上げるような衝撃後にユラユラと揺れ
「これは大きい!」と、すぐに下の子を抱えて様子を見ていました。

関西でここまで大きい地震は23年前の阪神大震災以来です。

当時中学生だったあの時の事は鮮明に覚えているので
もしかして…と心臓バクバクでした。

自宅も、そこから1㎞圏内の ここ新門荘も大きな被害はなく
ライフラインも正常でした。
当日修学旅行でご宿泊されていた皆様も無事に出発なさっていて、
すでに出発なさっていた次の学校の皆様は 新幹線の足止めで
大変な思いをされていましたが、ご無事にご入館なさいました。

大きな地震でしたが、その後京都市内はわりと落ち着いて、
いつも通りの日常だったように思います。

かたや、私鉄阪急電車で20分程かかる「高槻」や「茨木」あたりから西側は
さらに震度も大きく、被害が出ていた地域もあるようです。

しかしながら各交通機関も復旧し、ライフラインも正常化しているのでご心配には及びません。
不安な思いをされているお客様がいらしゃることは当然のことで、
お問合せのお電話も頂きますが、皆さまからご理解頂けており
お陰様で今のところご宿泊のキャンセルは出ておらず一安心しております。

地元の人たちの普通の生活がままならない状態であれば、
関西方面の旅行は控えた方が良い!と発信しますが
現状はそうではないので、ご宿泊先の地域と交通機関が問題なければ
どうぞこちらへお越しください(^^)

新門荘の玄関はアジサイがひときわ美しく咲き誇っています。

 

らくたびのガイドで市内観光!

五月の大型連休も終わり、1日だけ休館日を設けました。
今回は夜の宴ではなく、ランチをとってからの市内研修です。

いつもお世話になっている「らくたび」の若村代表に案内してもらうことに。

コースは京都御所(九条邸跡/厳島神社/京都御所外観/仙洞御所外観)

梨の木神社(秋は「萩」が有名・京都三名水のひとつ「染井」)

蘆山寺(紫式部ゆかりの地)

清浄華院

大久保利通邸宅跡(石碑)

三井家下鴨別邸 外観

河合神社(日本第一の美麗神)参拝

相生社(縁結び)参拝

下鴨神社 参拝

…と、盛りだくさんの3時間コース。距離にして3.7KMを歩き続けました

しかしながら、当日はあいにくの大雨…
しかも出発地点の御所ではバケツをひっくり返したような雨

さすがい右を見ても左を見ても人気無し…

若村さんも「こんな日中の御所で誰もいないのはとっても珍しいですね!
ある意味記憶に残る研修になりますね!」と。(^^;)

ちなみに、私は前日にも御所へ散策に出ていたのですが
この日は晴天⇒曇り空へ。

火曜~日曜まで簡単な手荷物検査だけで入れるようになった御所の内部を見学していました。(写真↓2点はその前日のもの)
ここには天皇陛下の着座なさる「高御座(タカミクラ)」があります。

紫宸殿の奥の方に薄っすら拝見することができました。
まもなく迎える皇太子殿下の即位の大礼の際には、ここ京都から東京へ移送されます。

30年前は警備上の関係でヘリコプターで運ばれたそうです。

京都御所に関しては、宮内庁管轄ですが
2年前から面倒な往復はがきでの事前申し込みがなくなり、月曜以外は自由に入れます。
まだ訪ねたことが無い方は、是非行ってみてください!

続いて御所の右側(東沿い)を歩いていき「蘆山寺(ロサンジ)」と「浄華院」へ

「蘆山寺」は源氏物語を執筆した紫式部の邸宅地として有名です。
ここでは「角大師の護符」が手に入ります。

お寺を創設した「良源(慈恵大師)」は別名「元三大師」ともいわれています。(1月3日生まれだったことが由来)
その元三大師は鬼の姿に変身して悪霊を払ったそうで、この護符を玄関に貼っておくという厄除け信仰が今も根付いています。

こちらは秋口にはとても見ごたえのあるお庭があるそうで、若村さんも強く薦められていました。
なるほど、公式HPにはとても美しい桔梗が映っていますね。

そして「清浄華院」や穴場の「旧三井家下鴨別邸」、下鴨神社境内の「河合神社」も案内頂き、
最終地の「下鴨神社」へ向かいました。

つい先日 「流鏑馬」行事があったところで、天高く木々に覆われたその地には馬が駆け抜けた跡が残っていました。
市内でありながら、夏場はこの木々のおかげでとても涼しく感じる場所です。

7月下旬の「みたらし祭り」では多くの参詣者が訪れます。
私もこの みたらし祭に2回行きましたが、裸足になって凍えるような川の中を歩くと
どれほど暑い夏と言えども、身が縮み上がります…

夏に京都旅行を計画されている方は、今日ご紹介した名所もルートの一つに入れては如何でしょうか。

修学旅行生の食育プログラム

いつの間にか5月に入っていました。

4月下旬の某日、社内ミーティング。
その晩ご宿泊の修学旅行生の皆様に 当館オリジナルの企画「食育プログラム」を実施するのでその最終打合せ。

今回はショートバージョンなので、いつもより段取り良く進めないといけません。
出汁の飲み比べや、箸のマナー、この時期に採れる京野菜の披露や和食調理人のTHE職人技の披露。

私が思うに、スーパーで季節関係なく食材が手に入る現在、
また出来合いの総菜が出回り簡単にお腹を満たせることができる時代だからこそ
これからますます「食」に対する意識は高まっていくと思います。

これからの日本をしょって立つ若い世代には、
義務教育の段階で きちんと教えてもらう機会はとても必要だと感じているので
学校の先生方や保護者の方のリクエスト等で
ここ祇をん新門荘にて、その機会を与えて頂けることはとても有難い!と感謝しています。

ついては 私もただ 思いつくまま、のべつ幕なしに喋るのではなく、
生徒の皆さんが「食」に興味持ち、当たり前でありがちな「食べること」に対して立ち止まったり、
振り返るような感謝の瞬間を持ってもらえるようにしてもらいたいと願いながら、言葉を選ぶようにしています。

2012年12月に「和食」は世界無形文化遺産に登録されました。
これは料理そのもの、味云々の事ではなく四季折々に基づき、地域性や習わしなど
独自性が十分に反映された食文化が評価されてのことです。

「和食」は外国人向けのアピール材料であると同時に
便利な世の中と比例するかのように、肝心の日本人はその食文化を忘れ始めているようです。

↑ 写真は去年の4月のものですが、この日の学校の生徒様にも
3つの出汁の飲み比べをしてもらいました。

水道水やミネラルウォーターに味噌を溶かせば味噌汁の出来上がり~♪ ではないのです
丁寧に出汁を取ることで旨味成分が出て、おいっし~味噌汁が飲めるのです。

↓ こちらの写真も昨年の物ですが、同様に職人技の一つ「かつらむき」の披露しました。
レンジでチンではなく、こうした人の手によって料理が作られている背景も感じてほしいと思っています。

この日は、とても元気のある生徒さんでした。
なーんとなくでも良いので、少しでも「食」について見つめ直す機会になっていればいいなぁ。

今は分からなくても、社会人になった時に「そういえば修学旅行でこんな時間があったなぁ」と思い出してもらえれば十分!
それこそが「食」について考えるスタートラインに立ったことになるのですから。

信三郎帆布の玄関暖簾を修繕

当館の玄関に大きくかけている玄関暖簾。
平成23年に一澤信三郎さんの処へ出向き、オリジナルで作って頂いたものです。

新門荘の舞妓さんアイコンを大きく入れてもらいました。なんと手描き!

帆布はとても丈夫で、昭和初期は牛乳瓶を入れるカバンとして大活躍したそうです。
しかしながら置き石にくくりつけてある為、さすがに7年もたつと布がほつれてきて見苦しくなってしまいました。

信三郎帆布のすごいところは、必ず修繕してくださること。
何でも安価に手に入り使い捨ての時代ですが、
老舗や名ブランドの素晴らしいところはアフターケアが行き届いているところだと痛感します。

先日、持ち帰られたその日のうちに修繕して納品してもらいました。

元の大きな生地と修繕部分と色が違いますが、コレ元々は同じ色の生地です(@@)!
雨にも負けず、風にも負けず、毎日毎日お日様にに晒されて、
年月と共に随分と色褪せましたね… でも革製品のように味のある色です。

↓↓ 元データが無く、小さい画像で見づらいですが新調された当初はこんな濃い色だったんです。

 

ちなみに ↓ 新門荘のコーポレートカラーである紫色のこちらの暖簾ver.もあります。

ちなみに、信三郎帆布さんは当館から徒歩5-6分の距離です!

一澤信三郎帆布 ⇒ https://www.ichizawa.co.jp/

お問い合わせ

Tel075-561-8011