超レア!昭和29年の「祗園をどり」パンフ

な、なんと今から58年前の昭和29年に行われた
「祗園をどり」のパンフレットをご紹介します。

京都には 祗園甲部・祗園東・宮川町・上七軒・先斗町の5つの花街があり、
それぞれが年に一度「都をどり」「祗園をどり」「京おどり」「北野をどり」「鴨川をどり」
という踊りの会を催しています。



まずは写真をご覧ください。

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今でこそ、「京都と言えば舞妓」のイメージが強いのですが、
一昔前は、舞妓はお座敷に呼ばれることは少なく、
あくまで花街のメインは「芸妓」だったと聞いていました。

このパンフレットでもその特徴がよく出ています。
芸妓は20名以上顔写真が出ていますが、舞妓はたった3名だけでした。

さらに、どう見ても小学生のような少女も出演しています。
いや昔だから小学生くらいに見えるのかも。




また芸舞妓の名前にも流行り廃れがあることがわかります。

この時代の祗園東の芸妓さんの名前は、
豊治・豊葉・豊栄・豊和…」と‘豊’筋が多く、
また現代では見かけない名前として
「能婦・愛力・幸べん・繁六・たか・末吉・一福」などがありました。

そして最近は宮川町でしか見かけなかった‘美代’筋として
「美代香・美代一美代文」がありました。



最終ページにあるお茶屋の数は、なんと約160軒!
現在は10軒ほどです。


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当時の新門荘がこのパンフレットに広告を出していました。

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父曰く、祗園東お茶屋組合会長の富森菊一氏が自民党系の市議会議員で、
父の祖父もまた自民党に関係があったようで、
その縁で広告を出しているのでは?とのことでした。



なお、この資料は当館から徒歩5分にある旅館、
福住さんの支配人さんからお借りしました。
古本屋で購入されて、新門荘の広告が出ていますよ!と、
弊館社長にお声掛けしてくださったそうです。

支配人さん、ありがとうございます!



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祇園だもん、舞妓さん | comments (0) | trackbacks (0)

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