仲居頭は極妻?!  鴨、京都へ行く… 

前回のブログにも書きましたが、フジテレビの
火曜21時ドラマ「鴨、京都へ行く」の放映が終わってしまいました…

コミカルタッチで面白かったですよ。
これまでの「女将」を主力題材にした
どのドラマよりも現実味があることも人気の一つであったと思われます。


ただ女将さんが集まる会では、皆が着物を着ているわけではありません。
ましてや、女将役の松下奈緒さんや仲居頭役のかたせ梨乃さんが
着ているような派手な訪問着や附下の着物を着て
お客様の前に出る女将や仲居頭は現実は皆無です。

とりわけ京都では、女将やわりと地味な着物です。
「地味(だけど上品な)」「質素」ということを
京都では「こーとな」と言います。

あくまで主役はお客様ですから、迎える側は控えめに… 
でも相手をバカにしない程度のさじ加減の着物を身に着けるわけです。


その代り、プライベートやレセプションを始め、ここぞ!という場では
一張羅とも思われるような素敵な着物を着こなすのが京女だと思います。



それでもドラマとしては毎回変わる女優さんの着物は目の保養になりました。
毎週「今日はどんな着物かな?」と楽しみに一つでもありましたし☆


あと、気になったのが「京ことば」です。

かたせ梨乃さんの京ことばは違和感がありました。
特に女将の松下奈緒さんに向かって「覚悟がたりません!」と一喝するシーンは、
その「カクゴ」というイントネーションが明らかに標準語で、残念でした。
なぜに方言指導のスタッフさんとか引っかからなかったのかが不思議。

覚悟の‘ク’にアクセントを持ってきていましたが、
こちらの人間は‘ゴ’だけが下がるようにアクセントを持ってきます。
あのシーンは生粋の京都人はズッコケたと思います。


かたせ梨乃さんは私も好きな女優さんの一人なのですが
代表作の一つである「極妻シリーズ」のイメージが強くて、
着物を着られているとどうも「極妻」にしか見えませんでした (^^;)


仲居頭の役は、京ことば(関西弁)に抵抗のない女優さんがする方が
もっとスゴ味が出てのではないかなぁ〜


さておき、ライバル旅館の若村真由美さんの「THE京女」は素晴らしかったナァ!
違和感ない京ことば。
おまけにあないして、役柄とはいえ表面上は敵か味方か分からん様に
エエ顔して付き合うのが京都人ですよね。
でも実は水面下で、したたかに動いている… う〜ん!いやらしさがサイコー!

なにも京女に限った話ではなく、商売人なら誰もが見せる顔だとも思っています。
なので、最終話でライバルの松下奈緒さんに
「あんやが嫌いや!」とツラツラ喋っていまう気質は
商売人・梅垣家オーナーとして、だからこその失敗の要因でもあるのかな、と。


とにかく面と向かってどやこやストレートに言わないのが
良くも悪くも「京都人」だと思います。


これは歴史的に検証されている事柄なんですって。
それはまた次回のブログで☆



ドラマの続編も見たいなぁ☆
…以上、個人的感想でした。

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