さて、先日のブログでご紹介した黒島さんの作品展とは
また別の日程で、母の女将友達からのお誘いを受けて、
西陣織で有名な「河村織物」さんの特別展示会に出掛けてきました。
育児中で、まともに仕事ができないものの
赤ちゃん連れでもOKであれば、どこへでも行ける時間はある私…
また、京都在住とはいえ なかなか西陣方面まで出向く事はないので
良い機会だと思い、今回も母に誘われ迷うことなく訪ねることにしました。

所狭しと立派な帯が展示されています。
値札を見ると… 100万円を超えている!!
どれだけ素敵でもとても手が届きません。
しかし、よく見るともう一つ値札が付いていて
その10分の1の価格が書かれている…
???
そうです、今回もお値打ち品ばかりが
数多く揃っているのです v(@@)v

河村織物さんは、機械織りが進む中、手機織にこだわり
日本人指導者の元、中国で生産することで価格を抑えることに
成功されました。
当初はいろいろな意見もあり、ご苦労もされたようですが
消費者からすると誰がそんな頻繁に100万も200万も出すねん!と
いったところで、国籍の違う人が手機織をするだけの差異で
安く求められるならばそれに越した事はありません。
( 機械織りと手機織は、締めた時の感触でその違いが分かりますが
同じ手機織ならば、‘ん?これは日本人が織ったな、これは中国人だな’と
感じることなんてまずあり得ませんものね )
現に、こちらの帯は皇室関係の方からも愛されているようで
実際に締められている写真と同じ帯も展示されていました。
「是非如何ですか?」と言われましたが、
同じ帯を締めるなんて恐れ多いことです…

河村織物株式会社
↓↓↓
http://www3.plala.or.jp/kawamuraorimono/
写真に見えるように、展示されている帯の後ろには
糸が500種類以上保管されており、
普段はこの場所で、どの糸を使って織るか決めていくそうです。