夏の着物

京友禅の伝統工芸士である黒島敏さんが作品展をされるとのことで
清水寺の近所である五条坂まで母と出掛けてきました。


黒島氏は多才な方で、能楽にも通じておられます。
先日も弊館にご宿泊された修学旅行生の「能楽鑑賞会」があった為
説明にお越し頂きました。


このブログの「はんなり着物の話」カテゴリーで
すでに黒島氏のお人柄については書いていますが、
今日も絶好調でざっくばらんで役に立つお話を聞かせてもらいました。


2011060312070001-1.JPG


例えば、成人式や寿ごとで袖を通す振袖は年間3200〜3300
生産されるようですが、その約3000枚は機械印刷で、
残り200〜300枚だけが黒島氏を始め
手描きの職人さんが活躍する場だそうです。


また昭和40年代は年間1600万本も出回っていた反物は
現在約100万本になってしまったようで、
如何に着物文化が廃れてきているかよくわかる数字だと思いました。

2011060312070000-2.JPG


さて、今日は出掛ける前に母と「買わんとこな」と約束していたのに
「あーこれいい!あれもエエやんか」と早々に反故にしたのは私でした…


もっとも、今はほぼ育児休暇中でお宮参り時を除き、
約1年間着物を着ていません。(TT)

自分に着る機会がなくなったから
フロント女性スタッフの着物姿を目にする度に、
また着物雑誌を読む度に「やっぱ着物っていいよなぁ…」と
つくづく感じていました。(着ている本人は大変なのですけどね)


母には「いつまで続くやら」と懐疑的に言われるのですが
私は本格的な仕事復帰をする際は、
日中も頑張って着物で過ごそうと思っているのです!


ということで、今回は夏用の着物3枚購入しました。


3枚!と驚くことなかれ。仕立代込みでも片手で足りる価格の着物をはじめ
問屋にわたる前のものばかりですから、大変お得なものばかり!


家の桐ダンスに収納されている着物のうち9割は母譲りの物。
自分好みで着物や帯を購入する事は数年ぶりです。


来年の夏が楽しみです!(今年は放棄…)

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