エレベーターガール

5月の連休時に大丸京都店へ行った際の話です。

店内大混雑の時期にバギーを押していた私がエレベーターに乗ろうとしたら
エレベーターガールのお姉さんがすっと出てきて、
「ベビーカーのお客様がいらっしゃいます。ご協力くださいませ」と
声をかけてくれたおかげで、スムーズに乗り込む事ができました。


その時、「へぇ〜、エレベーターガールか…」と
彼女たちの存在に懐かしさと有難さを感じました。



そんな矢先の先日の京都新聞に面白い記事が載っていました。
京都市内にはエレベーターガールが15人しかいない、とのこと。

勿論、その百貨店は市内に5つある内の大丸京都店のみ。



機械の音声で「ご協力ください」と言わても人の耳には残りませんが
誰かに同じ事を言われると誰もがスッと動いてくれる。


しかしながら、エレベーター本体の機能性の向上や人件費削減に伴い、
全国的に急速に消えつつある職業、エレベーターガール。

一時は宮沢りえ主演の「東京エレベーターガール」という
ドラマまで放映されていたのに…



利益を生まない部署や部門が次々とその道を閉ざされる中、
エレベーターガールという存在は「人」の繋がりや温かさを感じる
百貨店の「もてなし」の一つだと思います。


翻って、旅館の強みの一つは「お客様との距離感が近いこと」であると
信じる私には、このエレベーターガールの存在が頼もしく、
そして身近に思えました。


私が彼女たちの存在に安堵・安心を覚えるように、
私たち旅館という宿泊施設で働く人間達にも同じように
感じてくださるお客様がいらっしゃることを誇りに思い
働いてゆかねばなりません。


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