自分を戒める

今日は大阪で勉強会がありました。

月に一度、社長と一緒に出向きます。
往復約二時間。こういう時に滾々と会社について話します。
しかし、今日は社長は別の仕事で抜けられず、
一人で行きました。

参加者の全員が幹部クラスで、地域こそ違えども
みなその地域の一番の宿になるべく弛まぬ努力をしています。
京都の人間は、他府県が羨ましがるほど観光名所や行事が多く、
何もせずともお客様は来られます。

ところが、それに胡坐をかいでのらりくらりと過ごしていると
宿を畳まないといけない状況になるわけで、
ここ数年、京都でも毎年大小数件の旅館が廃業に追い込まれています。

我々旅館はサービス業という事で、
お客様にきちんと満足して帰っていただくことが本筋であります。
しかしながら、決してボランティアではなく
会社として社会貢献をしている以上は営利を追求しなければなりません。
経営者というのはその両方を常に考えていかねばならない。

この勉強会の参加者もみなその思いのはずです。

毎度、この勉強会の帰りは本当にどっと精神的に疲れます。

会社の方向性や、銀行返済、経費の使いようや
料理のレベルアップにホームページの出来栄え。
自分の思いが従業員に正しく伝わっていないことへの
歯がゆさを感じ、思い通りに進まない仕事への苛立ち。
果てはスケジュールを確認して、TODOリストの多さにうんざり…

私は仕事に嫌気をさしているわけではなく、
むしろ全くその逆であります。
仕事が楽しくなってきたと同時に責任の重さも比例するわけです。

従来の女将という立場で着物を着て現場に入り、
はたまた、経営者(の卵)として会社を見ていくという
二つの視点で仕事ができる事は私が女性であるからです。
おこがましくも良くやっていると自画自賛するあまり、
まだまだその立場を最大限に生かしきれていない。

そして、この勉強会に参加する度に
猛烈に反省するわけです。
私はまだまだ勉強不足だと。
つまりは新門荘はまだまだだ…と。


お客様が休日を京都で過ごして良かったと思って頂くため。
もう一度「新門荘」に泊まっていただくため。
「新門荘」の良さをもっと周知してもらうため。
従業員が安心して家族を養えるようになってもらうため。
従業員が「新門荘で働いています」と自信を持ってもらうため。

こうした「思い」を着実に現実にしていくことが
私の仕事でもあります。

…明日は舞妓さんの宴会が昼・夕方・夜と三つ続きます。
頭を抱えることは小休止して、着物でがんばろう p(・∩・)q


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マジメに旅館の経営 | comments (0) | trackbacks (0)

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