立春を迎え、各家庭では雛人形の飾り付けをすませたところも多いと思います。
写真は我が家の雛人形。マンションなので三段・五段とはいきません。
母の見立てですが、屏風がよく見かける金ピカでないところや
両雛の表情、着物の色や毛氈の柄… 私はとても気に入っています。
私や妹には雛人形はなかったのに、初孫のためならエンヤコラ。
ということで、祖父母からのプレゼントとして3年前からこの時期にお目見えです。
。
ところで、この写真。関東の方がご覧になると
「左右逆じゃないの?」と首を傾げられる方もいるかもしれません。
でも、京都では
「向かって右は男雛・向かって左は女雛(男は女の左に座る)」でOKなんです。
もともと日本人は左の方が格式高し、という考え方があったそうです。
南向きに造られた天皇の住まいから見て、太陽は左に見える東側から昇ります。
ここがそもそもの所以だと言われいます。
この「左上位」の考え方が今も残っています。
例えば「左大臣・右大臣」では左大臣の方がお偉いさんです。
「左近の桜・右近の橘」というのも
御所の紫宸殿に天皇が着座した時に左側に桜を配置されているからです。
他には着物のえりの合わせ方。必ず左を上にして着ます。
逆に右前にすると死に装束と言われますよね。
あと「あいつは俺の右腕で頑張ってもらってる」という「右腕」
俺様が上位だから、部下は「右」なんです。
まだまだ調べてみると、大相撲では左(東)の横綱が最高位であったり、
ステージ舞台では左側をカミテ・右側をシモテとしています。
少し脱線しましたが、これに伴い、「男性は女性の左側に座る」わけです。
向かって見ると「男雛が右・女雛が左」になります。
しかし!! 大正天皇の即位の礼で、西欧化に倣い
男性は女性の右側に座るという、これまでと全く逆のこととなりました。
たしかに西欧はレディーファーストの文化で、
右手に剣を持ち、左手で女性を守る背景があります。
また「右」を意味するrightは「正しい」をも意味します。
こうして、これ以降、ひな人形の飾り付けは逆になってしまいました。
「男性は女性の右側に座る」つまり向かって見ると「男雛が左、女雛が右」となりました。
ところが、京都(畿内)はこれまでの伝統を守り続け
現在も古来の配置方法で飾りつけをしているわけです。
どーです!!これでもう毎年飾り付けの度に
「お雛さんは左?右?どっちだっけ??」って
迷うことがなくなります!
(…私だけ^^; ??)
また今月から来月上旬にかけて京都へ来られる方は
店先で出会う雛人形を見て フフン!これが噂の配置ね!とほくそ笑むことでしょう。
今日は久しぶりに長くて、考えながら読まないといけないブログでしたが
役に立ちましたね〜 へへへ♪
写真は我が家の雛人形。マンションなので三段・五段とはいきません。
母の見立てですが、屏風がよく見かける金ピカでないところや
両雛の表情、着物の色や毛氈の柄… 私はとても気に入っています。
私や妹には雛人形はなかったのに、初孫のためならエンヤコラ。
ということで、祖父母からのプレゼントとして3年前からこの時期にお目見えです。
。

ところで、この写真。関東の方がご覧になると
「左右逆じゃないの?」と首を傾げられる方もいるかもしれません。
でも、京都では
「向かって右は男雛・向かって左は女雛(男は女の左に座る)」でOKなんです。
もともと日本人は左の方が格式高し、という考え方があったそうです。
南向きに造られた天皇の住まいから見て、太陽は左に見える東側から昇ります。
ここがそもそもの所以だと言われいます。
この「左上位」の考え方が今も残っています。
例えば「左大臣・右大臣」では左大臣の方がお偉いさんです。
「左近の桜・右近の橘」というのも
御所の紫宸殿に天皇が着座した時に左側に桜を配置されているからです。
他には着物のえりの合わせ方。必ず左を上にして着ます。
逆に右前にすると死に装束と言われますよね。
あと「あいつは俺の右腕で頑張ってもらってる」という「右腕」
俺様が上位だから、部下は「右」なんです。
まだまだ調べてみると、大相撲では左(東)の横綱が最高位であったり、
ステージ舞台では左側をカミテ・右側をシモテとしています。
少し脱線しましたが、これに伴い、「男性は女性の左側に座る」わけです。
向かって見ると「男雛が右・女雛が左」になります。
しかし!! 大正天皇の即位の礼で、西欧化に倣い
男性は女性の右側に座るという、これまでと全く逆のこととなりました。
たしかに西欧はレディーファーストの文化で、
右手に剣を持ち、左手で女性を守る背景があります。
また「右」を意味するrightは「正しい」をも意味します。
こうして、これ以降、ひな人形の飾り付けは逆になってしまいました。
「男性は女性の右側に座る」つまり向かって見ると「男雛が左、女雛が右」となりました。
ところが、京都(畿内)はこれまでの伝統を守り続け
現在も古来の配置方法で飾りつけをしているわけです。
どーです!!これでもう毎年飾り付けの度に
「お雛さんは左?右?どっちだっけ??」って
迷うことがなくなります!
(…私だけ^^; ??)
また今月から来月上旬にかけて京都へ来られる方は
店先で出会う雛人形を見て フフン!これが噂の配置ね!とほくそ笑むことでしょう。
今日は久しぶりに長くて、考えながら読まないといけないブログでしたが
役に立ちましたね〜 へへへ♪