産後の女性が働くという事

先日、2013年のビアガーデンを仕切って頑張ってくれた
フロント女性スタッフ4名を労ってランチに出かけました。


ご承知のように今年は特に記録的な猛暑でしたからね。
クーラー設備の無い炎天下の中で、浴衣や着物で動き回るのは本当に過酷です。

2009年までの8年間は、毎年私が一日も欠かすことなく
ビアガーデンに居ましたが、出産を機に
フロントにバトンタッチしました。

ですので、その大変さは身に染みて分かっています。


20130905_135206.jpg


さて、現在新門荘のフロントスタッフは
4名の社員と1名のバイトが勤務していますが、皆女性です。


社長曰く、この「女性ばかり」というのが
30年ほど前ならば考えられないことだそうです。

たしかに私が子供の頃は、
フロントカウンターに立っていた人はみな男性だった記憶があります。



さて、このランチの時に某スタッフが
「結婚しても新門荘では働けますかねぇ〜」という話をしてくれましたが
今の時代、人生の転機を迎えても女性が働くことは当たり前になってきました。


少なくとも新門荘では、この私が出産・育児している現状、
あとに続く同じ立場の女性をもっと応援していきたいと感じています。


先日某女性作家が「女性だからといって甘ったれて仕事をするな!」と
いったことが物議を醸しているとネットニュースで見ましたが、
確かにそれも一理あります。

ただ、当館のような規模ではもっと女性のライフスタイルに沿って
柔軟に対応できると感じています。


悪阻がおさまるまで自分のペースで出勤すればいいじゃない。
          (私も悪阻がひどすぎてよく寝込んでた)
体調をみながら臨月まで働けばいいじゃない。
          (私も出産10日前まで働いてた)
産後1か月でパートタイムで戻ってくればいいじゃない。
        (私も産後1か月で事務所に戻った。これが気分転換になるのよ)



しかしながら現在の私がそうであるように、
やはり宿のメイン時間である夜の出社は難しい。


だったら9:00−14:00の清掃業務もあるではないか。
予約業務や宿泊客を迎える準備するフロント日勤もできるじゃないか。

そして、何年もかけて少しずつ出産前に戻していけばいい。



私はその辺の「甘ったれた」人を新しく一人雇用するくらいなら
これまで貢献してきてくれた人を、大切にしてあげたいと思っています。

そう!女性は産後もしっかり働きたいのであれば
男性以上に自分の将来ライフスタイルを常に考えながら
今働いている会社で頼られるくらいにきちんと働くことが重要です。


「人間は子育てでは成長しない、働くことによって成長するのだ」

これも子を持つ別の某有名女性作家が綴った一節ですが、全くその通りです。
育児・子育てもとても辛い局面に遭遇しますが、やはり仕事とは違う。

誤解なきよう、私は専業主婦を否定しているわけではありません。
むしろ子供が小さいうちは出来るだけ、子供中心で生活をしたいと思っています。
現に、よく「仕事もしててスゴイナ―」と感心されることありますが
今の私は仕事はほとんど出来ておらず、完全に子ども中心で動いています。
新門荘が変わりなくお客様を迎えられているのは、スタッフが頑張ってくれているからです。


しかし、どれだけブランクはあれども、どのような形でも、
いずれは社会に身を置き、かかわりながら労働することは
もはや現代を生きていく上で当たり前のことなのです。

マジメに旅館の経営 | comments (0) | trackbacks (0)

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