「ハケンの品格」といドラマが終わってしまいました。
ビデオまで録りはしなかったのですが、時間があれば見ていました。
京都はシーズンオフ・オンがあり、
主に客室係(ルーム係)を派遣業者に委託してる旅館が多くあります。
大きい旅館だと一日に4,5名入れたりするところもあるそうです。
新門荘も忙しい時期に入ると派遣業者に頼りますが、
21室しかないので、せいぜい一人二人です。
派遣といっても一定期間に連続して勤務してもらうわけでもなく、
たいていは学生の日雇いみたいなものです。
顔ぶれも毎回違う時期もあります。
近頃の学生は「常識」という言葉で指導することはできません。
着物の二部式は着られないのは当たり前で、
着物の袂を少し押さえながら器を出すこともできない。
また、足袋の履き方を知らない子もたくさんいます。
4本指を入れるところに5本全部入れて、親指を入れる部分が
ブラブラしていた子もいたようです。(フロント係談)
ブスっとした子がいて、従業員が「接客だから笑顔で」と注意すると
「私は仕事上では笑いません」と口答えする者もいたようです。
畳の生活を知らないので、お運びする時に膝をつける事ができない。
つまり、着物(二部式)姿でヤンキー座りの格好で接客する子もいました。
ふすまの開け方を知らない子もたくさんいます。
宴会後の後片付けで私がびっくりするくらいトロイ子もいました。
残飯をコソッとつまみ食いする子もいました。
…作り話のようで全て事実。
もともと知らないことをあーだこーだ言っても仕方がありませんから、
「襖はこう閉める」「袂を押さえて出すと仕草がきれいでしょ」
「座ったら踵を閉じることを意識しないと後ろから見たら不恰好だよ」
と、そこはやんわり注意します。
「常識」…私の嫌いな言葉を楯に頭ごなしに怒りたくはありません。
時代と共に「常識」も変わるものです。
私の中では「当たり前」でも彼女達には「初めて」の事だらけです。
しかし、そんな私が豹変するときはこんな時…
返事をしない子 → 「聞こえてんのか!返事は!」
指示が出るまで動かない子 → 「ぼさっと突っ立ってんな!」
宴会の後片付けがとろい子 → 「夜中まで仕事するきか!さっさとせんか」
口答えする子 → 「仕事ができるようになってから口きかんかい」
つまみ食いをした子 → 「今すぐ帰れ」 …etc
普段の私からは想像つかない(?)
ヤクザ事務所内のような口調へ変わります。
以前、派遣業者の方が紹介を通してセールスに来られました。
旅館が満足される子を送りたいと熱心な方で、
一時間ほど今の旅館業のハケンの状態について話をしました。
しかし、旅館の規模やスタイルは様々です。
全てに対応できる子なんて、残念ながらいません。
気の利くサービスは経験値から生み出される要素もありますから。
「挨拶をする子、返事ができる子、
分からないことを教えてくださいと言える子、
自分は働きに来ているという意識のある子
…それさえクリアしていれば着物が着られなくても
足袋の履き方を知らなくても結構。それ以上何も求めません。」
今の若い人は、もちろん私も含めて気骨のない人間が多いのです。
「ハケンの品格」のドラマのように
派遣のエキスパートになるのも生き方の一つでしょうが、
大きな枠で考えるとそんな派遣の時代も一過性のものだと私は思います。
やはり、旅館が好きだ・接客が好きだ・京都が好きだ…
そんな人に新門荘の仕事をしてもらいたいですね。
ブログ更新に勉励します☆ クリックしてくださいね♪
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。



ビデオまで録りはしなかったのですが、時間があれば見ていました。
京都はシーズンオフ・オンがあり、
主に客室係(ルーム係)を派遣業者に委託してる旅館が多くあります。
大きい旅館だと一日に4,5名入れたりするところもあるそうです。
新門荘も忙しい時期に入ると派遣業者に頼りますが、
21室しかないので、せいぜい一人二人です。
派遣といっても一定期間に連続して勤務してもらうわけでもなく、
たいていは学生の日雇いみたいなものです。
顔ぶれも毎回違う時期もあります。
近頃の学生は「常識」という言葉で指導することはできません。
着物の二部式は着られないのは当たり前で、
着物の袂を少し押さえながら器を出すこともできない。
また、足袋の履き方を知らない子もたくさんいます。
4本指を入れるところに5本全部入れて、親指を入れる部分が
ブラブラしていた子もいたようです。(フロント係談)
ブスっとした子がいて、従業員が「接客だから笑顔で」と注意すると
「私は仕事上では笑いません」と口答えする者もいたようです。
畳の生活を知らないので、お運びする時に膝をつける事ができない。
つまり、着物(二部式)姿でヤンキー座りの格好で接客する子もいました。
ふすまの開け方を知らない子もたくさんいます。
宴会後の後片付けで私がびっくりするくらいトロイ子もいました。
残飯をコソッとつまみ食いする子もいました。
…作り話のようで全て事実。
もともと知らないことをあーだこーだ言っても仕方がありませんから、
「襖はこう閉める」「袂を押さえて出すと仕草がきれいでしょ」
「座ったら踵を閉じることを意識しないと後ろから見たら不恰好だよ」
と、そこはやんわり注意します。
「常識」…私の嫌いな言葉を楯に頭ごなしに怒りたくはありません。
時代と共に「常識」も変わるものです。
私の中では「当たり前」でも彼女達には「初めて」の事だらけです。
しかし、そんな私が豹変するときはこんな時…
返事をしない子 → 「聞こえてんのか!返事は!」
指示が出るまで動かない子 → 「ぼさっと突っ立ってんな!」
宴会の後片付けがとろい子 → 「夜中まで仕事するきか!さっさとせんか」
口答えする子 → 「仕事ができるようになってから口きかんかい」
つまみ食いをした子 → 「今すぐ帰れ」 …etc
普段の私からは想像つかない(?)
ヤクザ事務所内のような口調へ変わります。
以前、派遣業者の方が紹介を通してセールスに来られました。
旅館が満足される子を送りたいと熱心な方で、
一時間ほど今の旅館業のハケンの状態について話をしました。
しかし、旅館の規模やスタイルは様々です。
全てに対応できる子なんて、残念ながらいません。
気の利くサービスは経験値から生み出される要素もありますから。
「挨拶をする子、返事ができる子、
分からないことを教えてくださいと言える子、
自分は働きに来ているという意識のある子
…それさえクリアしていれば着物が着られなくても
足袋の履き方を知らなくても結構。それ以上何も求めません。」
今の若い人は、もちろん私も含めて気骨のない人間が多いのです。
「ハケンの品格」のドラマのように
派遣のエキスパートになるのも生き方の一つでしょうが、
大きな枠で考えるとそんな派遣の時代も一過性のものだと私は思います。
やはり、旅館が好きだ・接客が好きだ・京都が好きだ…
そんな人に新門荘の仕事をしてもらいたいですね。
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