アルバイトの採用基準

春です。新学年のスタートです。

新門荘では、2,3月で良い人材が何人も辞めました。
理由はいたって正当。赤ちゃんを授かった、または春から社会人になる。
めでたい事です。

みんな真面目で愛想もいいし、雑用も卒なくこなしていました。
非常に惜しい。

人材は時に「人財」で会社の財産です。
また、時に「人罪」ともいいます。
「人在」が「財」になるか「罪」になるかは
本人次第ともいえますが、一部会社の教育もかかっています。


現在、雇用の面接は全て私がしています。

難しくは考えません。直感です。

そして、その直感はだいたい当っている。
「ん〜〜〜…」とどこか内心引っかかりながら、採用した人は
勤務期間の長い短いはありますが、
結局先方から辞退を申し出てきたり、私が退職を促すことになります。

例えば…
聞いてもいないのに自分の事を良く喋る人。
→スタッフ同士で上手くいかないことが多い。

私服があまりにもだらしない人
→生活がだらしない。=仕事もできない

声が上ずったままの人
→お客様と落ち着いてきちんと話ができない。繁忙時は仕事ができない。

しまりの悪い口元の人
→仕事にもしまりが悪い、裏表が激しかったり、また注意することが多い。

…すみません、あとはここには書けません。

実はだいぶ前に面接や業者との対応・交渉のために
心理学的な本や人相学の本も5〜6冊熟読しました。
少なからず役にはたっていると思いますが、
やはり経験を重ねることで、直感はより洗練されてくるような気がします。


旅館業は接客ですから、ずばり「愛想が良いこと」につきます。

面接の最中でも口角をきちんとあげて笑えるか試している事もあります。
もちろん、自然な会話の中で。

覇気がある人でも、また仕事がむちゃくちゃできる人でも
笑えない人はいます。
面接という、相手からすれば緊張の場でもあるから
たわいもない会話なら笑えるのかな?と雑談に持ち込みます。

というのも、何年も前に苦い経験をしたからです。
仕事の飲み込みも早い、さばき方も感心、
無駄のない効率的な仕事のしかたには皆見習ってほしいと思う人がいました。

しかし、断腸の思いで辞めてもらいました。

これから私が進めたい宿の方向に彼女は適していなかった。
つまり「笑わない」。決して。
こういう性格的なものは私の教育では無理です。
彼女はサービス業ではなく事務職向きの人間でしょう。

宿にはリピーターになってくださる方もいますが、
基本は「一期一会」です。もう一生会わないかもしれない方に
良いイメージを持ち続けてもらうことは大事なことだと思っています。


「にこっ」と笑って「おいでやす」、仏頂面で「おいでやす」

気持ちのいいのは前者に間違いはありません。

しかし、最近は「笑える」は私の中では当たり前で、
プラスアルファを求めてしまいます。

また、「笑顔」とひとくくりにしましたが奥は深いものです。
葬式でもヘラヘラしてそうな笑いもあれば、
目が完全に死んでいる笑いもあります。


笑顔で気持ちの良い接客ができる事以上を面接時で求めようとすると
残念ながら初っ端から「!」ピンとくる人とは
なかなか出会えないのであります…


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