若女将のブログ｜京都祗園の旅館祗をん新門荘

バッサリ切りました。

2010.05.19 Wednesday 16:59 | posted by 新門荘の若女将より

　連休が明けて、髪の毛を切りました。

　ダラダラと伸ばし続けていましたが、
　しばらく事務仕事に集中して着物を着る機会が少なくなるからと
　肩上までバッサリと…

　ここまで切るのは5年ぶるくらいなのに、あまり誰も驚いてくれません( ｉдｉ )

　というか、自分自身も全く「切ったー！！」というイメチェンをした
　感覚がなく、あまり違和感がない…

　つまるところ、長い髪よりも短い方が私にはしっくりきているということでしょうか…

さて、髪の毛が長かった頃　着物を着るときはだいたい髪結さんへ行ってました。
よく、祖母や母が美容院へカットしたりセットしに行くことを
「ちょっと‘かみさん’行ってくるわー」と言っていましたがこれは京都だけかしら？

私の行きつけの「かみさん」は新門荘から徒歩2分のところにあり、
10分くらいでセットしてくれます。たった10分で一日崩れることがないので、
自分でコテコテするよりも、よっぽど時間の短縮になりました。

ある時、そこで知り合いの芸妓さんと偶然お会いしました。
その芸妓さんはいつも髪の毛を結っている時しか
お会いしたことがなかったのですが、その時は黒髪を一つに束ねていました。

「へぇーそんなに長い髪の毛やったんですか？！」腰まで伸ばしていることにとても驚きました。
地髪で結っている舞妓でも肩下10㎝くらいの長さが標準です。

毎日のように着物を着る多くの女性は着物用にセットした髪は、
洗髪せずに上手に2－3日もたせるものです。

ところがその芸妓さんは毎日毎日洗髪するそうで、
さぞ腰までの髪を洗って、乾かすのは大変でしょう、
しかも毎日セットしてて髪をおろしている時間の方が短いはずなのに～…
という話をしましたが
それでも長い髪が好きなのだそうです。

……「女」だなぁ。と妙に感心しました。

私なんかは、仕事柄　着物を着る機会が多いからという
それだけの理由で髪を伸ばしていました。
邪魔くさがりで常に楽さを求める私にとってはただの惰性です。

なんなら歌手のアイコニックくらい短くてもいいかも！的な考えです。
少しはこの芸妓さんのような女性の心を見習わなければなりません…(;^ω^A

さて、明日のブログでは黒髪や長く綺麗な髪を保持している京都の女性が
よく使っているツバキ油をご紹介します。

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