従業員、茶道稽古

昨日10日は、8月からアレヤコレヤと進めていた
初めての従業員の茶道稽古が無事に終わりました。

客室係・フロント係は勿論のこと、営業課長から調理場までの男性陣を含め
裏方の大学生たちが務める用務係以外の全員が参加しました。

25名を二班に分かれて、90分間ずつ。


これは弊館の社長文庫設置の意向と同じく、
社長の人間力の向上希望を意図し全員参加へと繋がりました。


当面は1‐2か月に一度全員参加にて、
慣れてきたら、もっと頻度を上げて主に接客に従事するスタッフは
少なくともお盆点前まではしっかり稽古をつけて頂く予定です。


流派は武者小路千家です。
宗祖は千利休の孫で、表千家・裏千家と並び三千家の一つです。

ご縁の一つに、10数年前一時でしたが
私自身がこちらの宗匠にお世話になっていました。


芳野宗春宗匠は千宗守家元の右腕のように活躍されており、
夏ごろにはNHKの茶道シリーズにも出演されていました。

どなたか良い先生をご紹介いただけないかと相談をしたところ、
直々に芳野宗匠がお出ましになるということで、
勿体ないほどのお話で大変恐縮ながらも
初回からきちんと稽古をつけてくださるとは、
なんて幸せなことだと有難く頂戴し、宜しくお願いすることとなりました。



初めに京間・江戸間の畳の説明からでした。

茶道と直接どう関係があるのかと傾聴していると、
なるほど何故に畳の縁を踏んではいけないのか、和室でどこを通るべきなのか
全て意味づけされていることがよく理解できました。


茶道の経験がある方ならご存知でしょうが、
入口から床の間へ、茶道具拝見から自分の席へ着くまでに
畳を斜めに歩いていく場面があります。

私はかねてから、斜めなんてオカシイと思っていたのですが
それも設えの起源を知れば、然るべき理由があったのですね。
また、お点前での一つ一つの所作・行動には
主(アルジ)と客の互いを思いやる心遣いの理由があるのです。



全てにおいて、いちいち皆、宗匠のお話に興味深くなるほどと頷いていたはずです。

付添いに来てくれていた先生も、
「ここまで基礎から教えておられるのは初めて」と仰っていましたが
我々初心者に大変丁寧に指導くださいました。


これから続くこの茶道稽古の経験により、より美しい所作で、
より自然とお客様への心遣いができる接客へと反映されることにより、
新門荘でご滞在されるお客様が一層ご満足いただけることを祈っています。


NEC_0486.jpg

※ 稽古をつけて頂いている最中はさすがに写真は撮れませんので、
直前のリラックスしている写真だけを…

これから、お軸やお花・花器などについても説明があるでしょう。
楽しみです!

マジメに旅館の経営 | comments (0) | trackbacks (0)

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