消防&救急訓練

今月中旬、休館日を設定して畳の入替や電気の年次点検、
そして11名の従業員スタッフで消防訓練1時間・救急訓練3時間を行いました。


救急訓練では、まずスライドでの講義。

新門荘が所在する「東山区」という区域は比較的宿泊施設が多いのですが、
年間13−14件の心肺停止での救急車要請があるそうです。

およそ一か月1回、どこかのホテル・旅館で宿泊者が倒れてしまわれる換算です。

NEC_0691.jpg


そういえば、弊館でも数年前に女性が倒れられて、
フロント女性が事務所にいる私まで声を掛けに来て、
慌てて見に行ったことがあります。
その時は、まだ意識があったので、抱えながら水を飲ませ、
すぐに回復されたのでホッとしました…

とまぁ、我々はいつどこでそのような場面に遭遇してもおかしくない環境下で
働いているわけで、AEDの取扱や心臓マッサージの方法を勉強しました。


救急隊員の方が仰ってましたが、東山区の某機械工業内で
ある従業員さんが倒れられ、AED措置・救急車が来るまでの心臓マッサージを
繰り返し、その後病院での措置時間も含め約90分間、
ひたすら心臓マッサージが行われたそうです。
そのお蔭で、現在その男性は元気に復職して頑張っているとのこと。


訓練で私が思ったことは、心臓マッサージは本当に疲れます。しんどいです。
なぜなら、肋骨が折れるほど強く押し続けるからです。

救急車が来るまでの平均8分間、ひたすら続けねばなりません。

しかし、絶対に間隔をあけたり、あきらめてはいけないということが
その人の生死を左右するということがよく理解できました。


NEC_0693.jpg


実は、5年前に従業員食事慰安会の前に「京都市市民防災センター」にて、
AEDの取扱などについて学習していましたが、
私は今回の救急訓練で‘定期的に訓練しないとイザという時に役に立たない’と
いうことを痛感しました。


1回経験したから大丈夫、という過信は本当にそういう場に遭遇したら
役に立たないわ…と大いに反省しました。


せめて1年に一度は訓練しておかないとダメですね。
これからはそのような年間スケジュールを組むことにします。


そういえば、ホテル旅館は「特定防火対象物」にあたるので定期的な消防訓練や、
防火管理責任者(弊館では私)の配置など様々な義務が生じてきます。

ところが最近は、京都市内にも町屋に宿泊してもらうゲストハウスという
手軽な宿泊施設が増えてきていますが、徹底して対応されていないんでしょうねぇ。

一時期新聞にも掲載されていましたが、まだまだイイカゲンなんだろうなぁー…

新門荘のお年頃 | comments (0) | trackbacks (0)

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