若女将のブログ|YOUNG LADYS BLOG

20代の生意気盛り

先日、お付き合いのある業者の社長がお亡くなりになりました。
60代に入られたばかりの若さで、ましてやつい先日お会いしたばかりの記憶があったので
訃報を聞いたときはとても信じることができませんでした。

私が大学卒業後、すぐに新門荘に入社した時の事です。
会社経営が大変苦しい時期でした。

とにかく経費の削減!ということで箸一膳の何十銭という単位から金額を見直していました。
どの商品も2-5社の相見積を取り続け、相手業者の
「先代からのお付き合いやのに!」などという小言にもめげず
どんどん他社に変更していました。

そんな生意気盛りで勘違いも甚だしい20代の私に唯一、頭を下げてこられたのが冒頭の社長さんでした。
「若女将の仰る通りです。‵長い付き合い’に胡坐かいて価格の見なおしも一度もせず
ずっとお座なりにしてきました。もう一度チャンス下さい」という言葉でした。

今まで、こんな小娘に丁寧に言葉をかけてくれる方も居なかっただけに、本当に驚きました。

ご自身も先代から会社を引き継いだ時に、
幹部クラスの従業員が3名だったか、3名を残して全員だったか記憶はあいまいですが、
突然辞められたりと若いころは大変ご苦労されたようです。

そんな貴重な話も聞かせて頂き「大変だろうけどしっかり頑張ってや」と
ありがちなことは仰らなかったけど、精神的に励ましてもらいました。

さらに後日、その社長は私宛に手紙まで送ってくださいました。
「先日は先輩面して偉そうなことを言いました云々 応援している」という内容でした。

当時、経験がないゆえに本の知識だけで頭デッカチになっていた私は
今までの強引なやり方を反省し、どのような場面や相手でも言葉を選ぶことを学び、
根本的に自分の姿勢を振り返るきっかけとなりました。

どれだけ山ほどの書籍を読み漁っても、たった一人の人間によって
心の底から揺さぶられたような衝撃を受けていました。

自分よりうんと若い人にも、きちんと頭を下げられるような人になりたい。
これみよがしな説教ではなく、自然体で物事の道筋を照らしてあげられる人になりたい。
頑張っている人間を精神的に支えられる存在でありたい。

この社長さんを通して、様々な目指すべきリーダー像が見えてきました。

あの時の衝撃と感動から、早15年経ったでしょうか。

告別式ではその人望の厚さゆえに、多くの方がすすり泣き偲んでしました。
ご霊前を前にしっかり手を合わせてきたけれども、
心にポッカリ穴が開いたような一抹の寂しさが残っています。

10日連続? 40度近い京都市内

もうこの暑さで溶けそうです。
夕方になっても気温が下がらない、風は吹かない。
一歩外に出ればサウナ状態…

今年はどこも猛暑で、多くの方が熱中症で亡くなり全国を見渡せば2万人も救急搬送されたとか。

こんな暑い時は事務所でカタカタパソコン作業が理想ですが、
先週から昨日まで外出続きで、忙しくしていました。

まず週頭には、京都産業大学の授業二コマに参加。
200名近い学生が受講していた授業で、グループに分かれる形式で70名程の方と
「キャリア形成」について話をしました。

私以外にも10数社の企業の方々もお見えでしたが、
喋ることに一生懸命になりすぎて写真を撮り忘れた(汗)

 

実は私も、20数年前に京都産業大学の法学部を受験。
合格通知も頂きましたが、その後 大阪の大学へ。

まさかこのような形で再び大学内に足を踏み入れるとは思いもよらず、
頂いた機会にとても胸が躍る思いでした。

 

つづいて、私自身のセミナー受講。
兵庫県の香住で宿をされている「民宿かどや」のオーナーご夫妻が講師。

同業なのに、とても丁寧な販売戦略などをブログでUPされており、
宿を経営していく上での考え方や、自社の魅力を発信する手法など
とても賛同することが多く、
私はブックマークしていて何年も前からストーカーのようにブログを読み続けています。
今回は 「google マイビジネス」について教わってきました。

コムサポートオフィス ガクの視点
下の写真もこちらのブログから拝借しました。

 

つづいて、和歌山県は加太にある「ひいなの湯」の女将さんが
お嬢さんの成人式の振袖をお仕立てに わざわざ京都に来られるとのことで、日中お供しました。
私も何か月ぶり??に、まともなランチを取りました。

この方のブログも何年も前からブックマークしていて、
同業ゆえに容易に想像できるご苦労や、3人も子供を育てながらの旅館業に奔走されているお姿を
いつも拝読しては時には涙し、大いに励まされ、鼓舞され、背中を押してもらっています。

ひいなの湯 若女将ブログ

 

そして、外出続きの締めは神戸大学。
今期から「日本旅館協会」の総務委員に選出いただきました。
委員メンバーの持ち回りで、関西の各大学で旅館の魅力を伝える活動を行っています。

今回は私が登壇するわけではなかったのですが、神戸まで出向きました。
この秋にも一コマ授業に登壇する機会を頂戴するので、
同業の方々の講談も拝聴しておけば、自身のブラッシュアップになるかと思いまして。

さすが神戸。坂・坂・坂…続きでタクシー移動でも酔いそうでしたが、
講義内容をパソコンに打ち込んでいる学生や、真剣に耳を傾ける学生を目の当たりにし、
なんだか私の偏差値も上がったような錯覚 笑

 

さぁ、今日は久しぶりに会社のパソコンに向かったぞ~!と思いきや
もうあと一週間で7月も終わり!?

やること山積、猪突猛進で乗り切るぞ!

 

 

豪雨災害のお見舞い申し上げます

先週の豪雨で西日本は大変なことになりました。
死者130名、行方不明者も80名を超えていると聞きます。

被害に合われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興を願っております。

もしも鴨川の水位が四条大橋を超えるようなことになれば
当館の真横を流れる白川も氾濫すると聞いていたので
あの丸3日間の豪雨は心配でなりませんでした。

豪雨が収まったと思ったら、快晴の空。
平年より12日早く近畿地方も梅雨明けです。

7月は、京都市内中心部は「ケ」(日常)から「ハレ」(非日常)の様相に一変します。

それは一か月続く「祇園祭」に入るからです。
♪コンコンチキチン、コンチキチン

お囃子の音色があちこちで聞かれるようになります。
本日10日20:00~は八坂神社で「神輿洗式」があり、
鴨川より西にある中心部では鉾建てが始まります。

 

今日は20代の客室係5名を含め「祇園祭」について勉強会をしました。
5名中他府県出身者は3名。巡行はおろか宵山も行ったことがないというスタッフたち。

いくら勉強しておけ!といくつか重要なキーワードを与えても、
どこか的を得ていない知識レベル。
これではお客様との会話が成立しないな…と先週の社内研修で痛感して、
このような場を設けることにしました。

お題目の「祇園祭」について各自が調べて、一人2分でプレゼンテーション。

しっかり歴史を勉強してきたり、お客様目線の情報を調べてきたり。
私も知らなかったこともありました。

お客様に情報をご提供できるように、自分の足で確かめておこう~!と
一方的に言うだけでは、なかなか行動に移さないので
もう強制的に日程を組んで、現場に足を向けるようにしました。

この夏の経験によって、来年はもっと自信を持って、
さらには楽しく接客ができることと思います。