若女将のブログ|YOUNG LADYS BLOG

続いて大阪成蹊大学へ

先日の和歌山大学に続き、
今度は大阪市東淀川区にある「大阪成蹊大学」観光ビジネスコースの
授業の一コマを頂戴して旅館の魅力についてお話ししてきました。

今回の出席者は14-5名。
アットホームな人数で、一人一人の顔を見ながら話ができました。

話の内容は前回とほぼ同様です。
どの学校でも、どの学生さんも皆な興味深く聞いてくださるのですが
授業後に出てくる質問は、学校のカラーや履修している教科によって異なるなぁと思いました。

たとえば
「朝早く起きるコツはなんですか」 (…気合いだ!)
「寝坊したことはありますか」(…あるある。)
「着物で動くのは辛くないですか」(…正しく着れば息苦しさは感じないよ。)
「これまで泊まって良かった!という旅館名を挙げてほしい」(…それぞれに良さがあるから難しいなぁ)

と、実務に伴う質問が多かったです。
なるほど、残念ながらまだまだ旅館は毎日毎日朝が早くて、
長時間勤務させられて、休みも無くて…という
イメージがつきまとっているようです。

そんな状態では、このご時世 働き手は居なくなります。
少なくとも新門荘では、6:00~22:00の勤務が基本で、
たとえば朝早く出勤すれば夕方には帰れるし、
14時の出勤であれば午前中にヨガ行って一汗かいたり、歯医者に行くなど
自分の用事を済ませられるし…

休みも他の企業と変わらず月8日あります。

次回は年明けに、大学ではなく初の高校へ出向きます。
旅館に泊まるどころか、親に連れられての旅行しか経験したことがない生徒ばかりでしょう。

資料も一から作り直し、
「へぇ~ 旅館に泊まるっていいね!働くのも面白そうかも!」と
興味を持ってもらう内容でスタンバイしていきたいと思います。

和歌山大学へゲストスピーチ

とうとう12月に入ってしまいました。今年もよく働きました。
やること山積なのに、まだまだ時間が捻出できていない自分がもどかしいです。

さて、先日は和歌山大学 観光学部の授業の一コマで、
ゲストスピーカーとして登壇しました。
7月にお話が来ていたのですが片道3時間は厳しいっす…と
一度はお断りしていました。(実際は片道2時間強でした)

ところが、予定していた人の都合がつかなくなり
2週間前に私のところへ再び話が回ってきました。

数年前に校舎が移設されたそうですが、木でできた教室はとても素敵!!
上期の「宿泊産業論」に加え、下期の「観光商品論」の授業を履修する学生約50名。

慌てて過去に使用したパワーポイントを修正して、一部を学生のみなさんにも配布。
私に与えられた時間は60分。それに合わせて全27ページのスライドに。

自己紹介や祇をん新門荘の紹介に20分。
「旅館とは」という題目で20分。
「ホスピタリティ産業」という題目で20分。

 

観光学部というだけあって、修学旅行以外で旅館に宿泊した経験者は8割でした。
旅館業法も改正されて、今や「ホテル」と「旅館」の違いはハード面ではほぼありません。

ましてや、これからの時代は選択肢はこの二つではなく
「民泊(ゲストハウス)」や「高級寝台車」「夜行バス」で宿泊できる。

旅館は林立するホテルの陰になり、ニッチ産業になるでしょう。
それでも「旅館」が存在する理由は?!
そんな「旅館」で働く意義は?!
「おもてなし」では「旅館」は選ばれない?!
「ホスピタリティ産業」で「旅館」が圧倒して存在する理由は?!

そんな話をさせてもらいました。
無いだろうと思っていた、質疑応答の時間では驚くことに6-7人から質問が出ました。

「日本文化を大事にする旅館を改装するうえで、大事にしてきたことは?」
「大阪万博が決定しましたが、それに対して動こうとしていることは?」
「インバウンド増加で取っている対策は?」
「旅館は敷居が高いイメージがある。学生の間に出来る旅館とのかかわり方は」

事前に教授から、賢い学生が多い、とお聞きしていましたが
なかなか的を得た質問がたくさん出て、私もとても答え甲斐がありました。

 

帰りの電車で、授業後に書いてくださったアンケートを全て拝読しました。
「旅館で働きたいと思いますか?」という質問があるのですが
□全くそう思う □少しは思う □全く思わない の回答欄は
1:8:1だったように記憶しています。

コメント欄には
「ホスピタリティ産業に就きたいと思っていたが、
旅館という選択肢もあるんだと気付いた」と
数人が書いていてくれ、目的が達成された喜びを噛みしめていました。

大切な大学の授業の一コマを頂戴してまで登壇するのは
『「旅館」を知らない世代に、「旅館」という存在を知ってもらう』
『旅館の魅力を伝える』という目的があります。

来週も大阪の某大学で、同じ内容でお話しする機会を頂戴しました。
有難いです。楽しんで行ってまいります。