女将のブログ

旅館組合青年部のBBQ

旅館組合青年部の納涼会がありました。
これまで、どこかのビアガーデンなどを利用することが定番でしたが、
今年は日曜日の日中に家族で集まろう!という案が持ち上がり、
BBQをすることに!

大人17人、子供10名集まりました。
後半はウォーターガンで撃ち合い…

男性陣は漏れなく全身ビショビショに。
子供はみんな大喜び! …着替えも持ってきていないのに。

お声がかかって、私は今年の4月から6年ぶりに青年部の理事になっています。
当時は60名以上いた会員も、今期は42名。
2年ごとに部会長が変わりますが、このまま会員が増えなければ翌期は10名減。
さらに次の2年後は20名しか在籍しないことになるそうです。

少子化の煽りを受けている… というか、京都府の旅館が少なくなっているんですね。
そして、昔は青年部に入って然り!だった風潮が、今は入会しない人も多い。

「入会するメリットが無い」と思われているんですよね。
理事の私が言うと、また大変なことになりますが、ある意味必然でしょう。

だって、私もこの6年ほど幽霊部員だったけど、損したなーと思うことは無かったし。

でも理事に選任された以上は、組合の魅力もちょっとは引き出して、伝えていかないとね。
今回の家族交流会も、真剣の会員増員を考える理事達のそんな思いが発端でした。

一口に「旅館の女将」といえども
私みたいに表だって仕事をする女性もいれば、陰ひなたにご主人を支える女性もいます。
いろんな役割で旅館を支える者同士がコミュニケーションを取れるようになっておくと
精神衛生上助かることも多々あります。

おっさん同士の夜の呑食いのみならず、こうして年に一度でも家族交流があると、
旅館の実質上のプラスにはならずとも、組合加入の楽しみ(魅力)の一つになると思います。

そして、大半の旅館は良くも悪くも世襲制だから、
参加したちびっ子の中から、
将来は借金を、…ではなく宿を背負う子が出てくるんでしょうね。

さておき来年は私もランボーのごとくウォーターガンで撃ちまくるぞ!

リピーター様、ご存知でした?新ルームキー!

またブログ更新が滞ってしまいましたが、
いつも目新しい物を見つけたり興味深い新聞記事を見つけたら、
とりあえず写真に撮って加工だけはしてあるんです。

だから今のところネタだけは豊富…
これは3月に撮った写真で随分前の事なのですが、
お部屋の鍵を作り変えていました。

よく見かける細長いタイプは旅館の昔ながらの定番なのでしょうか?
固定概念をとっぱらい、今回は思い切って丸型に♪

チェックイン時で鍵をお渡しするときに「あ、かわいい!」と思っていただけるように。

フロントカウンターにあるキーボックスのサイズを測り、
ぎりぎり入る大きさで作成してもらいました。

この大きさならきっと失くしません。

可愛いでしょ?

仕上がりに満足しているので、納品伝票を見ても納得でしたが
特注なのでビックリするほど高かった~(TT)

えぇ!あの四代目春団治師匠が?!

4月に外装を一新した弊館は、「こけら落とし」と言えば大層かもしれませんが、
これを機会に大きなイベントをしたいなぁ~と考えていました。

あれこれ考えた結果、ななな!なんと!
この小さな旅館にて「桂春之輔」もとい「四代目桂春団治」に
落語をしてもらえることになりました。

いや~、手前味噌ですがこれはかなりスペシャルです!

 

うちみたいな小さな旅館で、上方落語界の重鎮をお呼びできるだろうか…
悶々としていましたが、小さな旅館ならではのメリットはいろいろあります。

まず採算を考えての2回転、3回転はしません!
公演は一回こっきり! わずか40席しかご用意しません。
つまり、お客様は超間近で落語を楽しんでもらえるということです。

なんならマイク不要の距離です。
春団治師匠との記念撮影の時間も割く予定です。
師匠以外にも楽しい出演者がおられますよ!

もちろん、料理自慢の旅館ですから
きちんとご満足いただける食事もご用意します(^^)

 

↑ 4月に大阪で開催された「四代目春団治 襲名を応援する会」のパーティーにて。

最初で最後ではなかろうか… そんな思いさえよぎる一世一代の大イベント。
ぜひこの機会にほんまもんの落語を楽しんでください。

このブログをご笑覧の方のご都合がつかなければ、
是非落語好きな方、古典芸能がお好きな方へご紹介くださいませ。

日頃お世話になっているご両親や、祖父母様へのプレゼントにも最適だと思います(^^)

ご予約はオンライ決済でどうぞ →こちらから←

市内の若女将さんと一緒に撮影

先日、某洗顔料PRの為の撮影で、同業の若女将さん達とご一緒しました。

あちらの会社の方から、4人の着物の色が被らないようにしてほしいとリクエストがあり
前晩にLINEで「何色でいく?」のやり取り済み。

  私が一番年長なので、とりあえずピンクを着るのはやめておきました(笑) 

 ↑ 左端のブルーが私、ハイビスカス柄の着物は「然林房」のノリちゃん。
            一番若いけどシックな帯が素敵だった「畑中」のあさみちゃん。淡いピンクの着物は「松井旅館」のももちゃん。

↑ 鷹が峰にある「然林房」のノリちゃんと婚活だったか妊活だったかの話で爆笑中。
  

お天気にも恵まれ、わずか1時間半の撮影でしたが終了時には4人とも汗だく…
この4人が集まるのは初めてのこと。
同写真をFacebookにアップしていたので同業者、関係者は不思議に思っていたと思います。

京都市内の旅館ではアラフォーの若女将は私と数名くらいです。
そして、ドンと年齢が下がり30代前半で活躍している若女将さんが何人も居ます。
年齢差を超えて、気負わずペチャクチャとお喋りできる仲間が、
こんなすぐそばに居るのは有り難いことです。

撮影場所は南禅寺に近い「八千代」さんにて。
撮影後はみんなで湯豆腐食べて、各自旅館に戻りました。
 

企業説明会に参加してきました

先週は企業説明会なるものに出かけていました。
京都府内のホテル旅館のみ28社。

小さなブースがあって、担当者はそこにちょこーんと座っています。
宿泊施設に興味がある求職者や新卒生は、気になる施設を訪ね歩きます。

いつもはデスクワークでだらしない恰好の私も、
久しぶりにパリッと着物をきましたよー

ブースの後ろのB1サイズのポスターも、この日の為にせっせと作っていたのです。

6月の下旬からは高卒求人についてハローワークへの書類提出をはじめ、
とにかく書類や資料作成に追われていました。

素人ながら、見開き12ページにわたり
祇をん新門荘の魅力をしっかり伝えている冊子が出来上がりました。ふぅ~…

一方で、ここ3週間は他の仕事は全くの手つかずで、
デスクはどんどん書類や封筒が溜まる溜まる…

この二日後にも同様の求職者との交流会があり、
それが終わったらデスク整理だ!と意気込んでいましたが、
京都府内で大流行の手足口病に子供が罹患。

落ち着いたと思ったら、今度は私がダウン…
大切な一日を無駄にしてしまった。

駄目ですねー…
気が抜けると、とたんに眠気は来るし体調は崩すし。

8月はゆっくりできるかなぁ~と頭によぎりましたが、
よく考えたら、3週間放置して停滞していた仕事が山のようにあるわけで。

おまけに この企業説明会では1社につき6~8人が来てくれていたそうですが、
最多は20名だそうです。そういうところは、求人に対する熱意に加えて、
やはりそれなりの準備ができていることもわかりました。

次回に向けて、資料を作り直し、一人反省会もしなければ。

やっぱり、ゆっくりしてはいられません。

2017年祇園祭 -全ての手ぬぐいをゲットする!

いよいよ明日は宵々山 (祇園祭のメインイベント山鉾巡行の前夜祭)
今年は曜日の並びが良い上に、今のところ雨も降らなさそうなので、
15(土)の宵々山、16(日)の宵山、そして17(祝月)の9:00スタートの山鉾巡行は
いずれも、ものすんごい人出になると思われます…

先日、高卒求人の関連で京都駅付近にあるハローワークに出向きましたが、
2階の伊勢丹の入り口近くに祇園祭についてのブースが出ていました。

へぇ~ すごい! 感心して思わず写真を撮りました。
ちょっと検索すると、祇園祭は1か月間行われて、〇日にはこんな行事があって~…と
似たような情報サイトが有りますが、いやいや、やっぱり楽しみは買い物でしょ!

この山や鉾を訪ねたら、こんな粽や手ぬぐいが買えますよ~ という
一覧して見られるものがあればいいのに!とずっと思っていましたが、
     (私が知らないだけで、そういうサイトが有るのかもしれませんが)
興味を掻き立てるように上手に展示されていました。

これだけ実物がきれいに並んでいると、いろんな意匠に富んでいて、
あぁ来年はこの鉾を絶対行って、これ買おう~!と思ったりしますよね。

私はどちらかというと物に囲まれて生活したくないので、
思い出なども残さずにどんどん捨てるタイプの人間ですが、
祇園祭に限っては、全ての山や鉾を制覇したらちょっとした自慢になるな~と思いました。

このブログをご笑覧の皆様も、どうぞ祇園祭楽しんできてください♪

 

 

素敵!ご結納!

昨日はご結納のお席がありました。

今は開催していませんが「祇園ときめきナイト」という、
リーズナブルな舞妓プランに、
初めてTさまがご参加くださったのが、かれこれ10年以上前でしょうか。

あとから知りましたが、その当時は学生でいらっしゃったそうです。
「祇園ときめきナイト」は舞妓さんを初めて見る方を対象に
徒歩2分の場所にある新橋・辰巳神社で写真撮影をして、
帰館後に私が花街や舞妓の説明をします。そして、京舞を見て頂き、
別席でご夕食…という流れでした。
他のお客様とご一緒のツアー形式で、これでおひとり6,000円。

利益度外視の企画でしたが、どのお客様にもご好評を頂いていた自慢の企画でした。
Tさまは、もう聞き飽きたのでは…??と思うような、私の説明をいつも楽しそうに耳を傾けてくださり、
他のお客様で外国人がいらっしゃった時は、通訳をして私を助けてくださったこともあります。

毎年必ず女性グループで足を運んでくださり、
社会人になられてからは、現在もある「舞妓と京の雅」プランをご利用くださっていました。

グループ内のご友人のご結婚お祝いなどで、同席していた舞妓が
リクエストの打合せ通り、サプライズのケーキを運んで行ったこともありました。

確かそのときは京都新聞が取材で来ていて、
いつぞやの夕刊の一面にドーンと掲載してもらっていました。

あの年は、あの舞妓が来ていてこんなだったなぁ~
あの年は、こんなことがあったなぁ~
…私にとって、とてもとても思い出深い大切なお客様の一人です。

そのTさまが、ゆゆゆ!結納!!

 

両家のご実家は福岡と名古屋であるのに、わざわざここ新門荘をご選定くださいました。
予約表で名前を見た時は、涙が出そうに嬉しかった…

ほんとに目を見張るような素晴らしい絽の振袖をお召で、
幾度となく舞妓宴会をしてくださったこともあり、
綺麗にまとめられた髪には、舞妓が挿す煌びやかな蝶の簪を。

いつも笑顔が素敵でしたが、今日は更に素敵な笑顔で
私まで幸せを頂きました♡

料理長も寿のお料理ということで、張り切っていました。

お二人は知恩院で仏式にて挙式なさるそうです。
どうぞどうぞいつまでもお幸せに。

そしてお子さんを授かられたら、是非また舞妓さんの宴会でいらしてください。
花街を、舞妓さんを愛していらっしゃるから
…もしも女の子を授かられたら、舞妓さんになるように育てられるかしら(^^)

明日から始まります!「舞妓とビアガーデンの夕べ」

今年も開催させてもらいます!「舞妓とビアガーデンの夕べ」!
七夕の明日からスタートします。

2010年から毎年お配りしているオリジナルの団扇が納品されました。
8柄目です。今年のデザインは、これまでになく斬新、モダン(古い?)。

ちなみに過去の団扇の一部です。
柔らかい印象のデザインが続いていました。
(2014・2015・2016年の残り3柄は後日にUPします)

            

 

今年も私は、保健所や消防署への許可申請に出向いただけで
全く準備などしてこなかったのですが、試食会をはじめ、
屋上の清掃やバイト君たちの教育など、心強いスタッフが着々と進めてくれています。

下記の日程はすでに満席または貸切でのご予約を頂いています。
7/8(土)・10(月)・14 (金)・21(金)・22(土)・28(金)・31(月)

他の日程は まだまだ空席ございますので、
ご予約・お問い合わせはお電話でどうぞ! 
075-561-8011(9:00~21:00)

お礼のお手紙は嬉しいです♪

今日、出社したらデスクに折鶴がたくさん置いてありました。

今朝チェックアウトされた修学旅行の生徒様のお部屋に置いてあったようで、
スタッフが私のところまで持ってきてくれたようです。

柄を見ると、昨日の奈良観光で購入されたの折り紙かな?
添えられた手紙も拝読しましたが、有難い限りです。
この新門荘への思いを形にしてくださって、
こちらの方が感謝の気持ちででいっぱいになります。

将来、修学旅行先が京都であったことは覚えていても
ここ祇をん新門荘に泊まったことは記憶にないかもしれません。

それでも、良いんです!

あの時泊まった宿の料理美味しかったなぁ~
従業員さんとの会話が印象にに残ってるな~
京都の修学旅行楽しかったなぁ~

私たちの宿は、この折り紙のように、素敵な思い出の一枚として重なっていれば
それで十分役割を果たせたと思っています。

今日から7月に入りましたね!
こちら京都では市内中心部アチコチで、祇園祭のお囃子の音が聞こえてきます。

やっぱりプロ!

先日、プロのカメラマンにお願いしてスタッフの写真を撮ってもらう事になりました。
畏れ多くも これまでたくさんのメディアに取り上げて頂き、いろいろなカメラマンにお会いしてきましたが、
その中でも個人的に一番腕のあるカメラマンだ!と思うA氏にお願いすることにしました。

A氏と初めてお会いしたのは3年ほど前かな? 
某化粧品の撮影でお越しになったんですが、撮影前に希望や写真の用途をじっくり聞かれたあと、
イメージされているのか目をつむってしばらく経った後
「OK!これでいきます!」とカメラを構えられます。

まるで、あのアニメの一休さんが目をつむって知恵を絞っているような。ポクポクポク・・・

そして撮影枚数は少ないのに、被写体だった私もびっくりするほど自然で綺麗に撮られていて、
あぁこれぞプロだな!と感服しました。

その時から、大勢のスタッフを撮ってもらうような時は
絶対この人にお願いしよう!と決めていました。

12人のスタッフの心を巧く掴んで、立ち位置や表情など指示してくれています。

ありがちな「左から何番目の方」や「メガネかけてる方」などと呼ばずに
「お名前は?〇〇さんですね。〇〇さん、こっち向きで!」など必ず名前を聞いておられました。
我々サービス業に従事する者が「お客様~」と呼ばずに、「〇〇様」とお呼びする感覚に近いと思います。

みんながダレないように機敏に動き、間延びしない素早い対応にも感服です。

 

 

玄関前でも撮影してもらいました。

 

 

他にも、各部署のスタッフの業務シーンや女将が製作した和装小物なども撮影してもらいました。
女性陣の化粧のりもよく(?!)、とても自然で「新門荘カラー」がよく出ている写真を撮ってもらえたと満足しています。

 

お問い合わせ

Tel075-561-8011