若女将のブログ|YOUNG LADYS BLOG

桂春之輔改め 四代目桂春團治襲名記念 祇園公演その3

さて、いよいよ大トリの桂春之輔改め「四代目桂春團治」さんが登壇される前に、
京都の和菓子処「仙太郎」さんの竹筒羊羹とオハギで一服…

この和菓子のご提供も、お客様にとても喜んでいただけました。

水羊羹は8月末までの商品だったそうですが
「仙太郎」さんに無理を言って、用意してもらいました。

そして、ついに登場!
演目は「死ぬなら今」。

そう、春之輔さんの得意演目の一つです。
今回の公演の初っ端を切ってくれた桂咲之輔さんは、
この「死ぬなら今」を聞いて春之輔師匠に弟子入りされたわけです。

18:00に始まった公演も19:40頃には終わり、
ご希望のお客様は、玄関ロビーの金屏風の前で春之輔さんはじめ、
出演された皆さんと記念写真を撮って帰られました。

最後の最後に我々スタッフとも一緒にパチリ~!
私たちにとっても、とても思い出深い一日となりました。

この後、足洗いと称してご出演の皆さんを招いて、某ホテルのバーで打ち上げが有りました。
私は挨拶を兼ねて、ほんの15分程だけ在席して帰ったのですが、

その時に春之輔さんが
「こんな小さい会場で(落語を)やったんは初めてですわ!
せやけど、お世辞ちゃいまっせ! ほんっまに、しやすかった!」と、仰っていたそうです。

なんと!なんと、嬉しいお言葉。

お客様は大喜び、出演者も気持ちよく登壇してもらい、私たちも達成感でいっぱい。
これぞ、「三方よし」!

ここまで、大きなイベントは後にも先にも今回だけかもしれませんが、
「お客様に喜んでいただく」というサービス業の基本を、文字通り「体感」し、
原点に戻った気持ちでいっぱいです。

 

桂春之輔改め 四代目桂春團治襲名記念 祇園公演その2

さて、前回のブログの続きです。

18:00ちょうどに噺家さんたちが壇上に。
お一人目は華々しく「桂咲之輔(サキノスケ)」さんが!

なんと京都の立命館大学出身。インテリ落語家です。
今公演の主役「桂春之輔」さんの「死ぬなら今」を聞いて、魅了されてこの世界に入門されたそうです。
(ちなみに、この日春之輔師匠の落語も「死ぬなら今」でした!)

途中、会場の電気が暗くなってしまうトラブルがありましたが
さすが、プロ! それさえも巧く笑いに変えて一瞬で会場の雰囲気を掌握されていました。

続いて、「桂勢朝(セイチョウ)」さん
時事ネタで、とても分かりやすく、廊下をウロウロしていて、話の前後は知らずとも、
ふと耳に入った私も思わず吹き出してしまいました。

会場外でも、気さくでとても親しみやすい方でした。

 

続いて、もっと気軽に落語を楽しんでほしいと「パペット落語」を考案した「笑福亭鶴笑(ショウカク)」さん。

あいにく私は完全にバックヤードに下がっていた為、
撮影をした、切り絵をされているこのシーンしか知りません…

パペットは出てきていたのかしら。
海外でも活躍されて、ボランティアにも力を入れられています。
今や「パペット落語」は厚生労働省認定の児童福祉文化財になっているようです。

 

そして、歌舞伎の連獅子で毛ぶりをする鬘を被って登場された「京次郎」さん。

無形文化財にも指定される日本古来の古典奇術「和妻」にも独自の演出を取り入れ、
現代の若者や海外の方にも楽しんでいただけるような演出。

突然手から火が灯ったり、次々と和傘が出てきたり…
目の前でこんな素敵なマジックが見られるとは~ 
…私も最初から最後まで見たかった(><)

 

 

ところで、ジーパン姿でスーッと入館された時は、もちろんお化粧前なので、京次郎さんとはつゆ知らず。
あとから、あ~!お化粧前の写真を撮らしてもらえばよかった…と悔やみました。

終盤、舞台裏に来てくれたお客様の一人だった芸妓の「佳つ江」さん
一緒に撮らしてもらいました♪

桂春之輔改め 四代目桂春團治 襲名記念 祇園公演-その1

9月3日(日)予定通り「桂春之輔改め 四代目桂春團治襲名記念 祇園公演」が行われました。

ほんの3週間前の告知。こんな間際で動き出して席は埋まるんだろうか…
そんな大きな不安を他所に、おかげさまで満席になりました。

私たち以上にお客様の方が不安になっておられたかも。
「え!?こんな小さい旅館で一流の噺家を読んで寄席が出来るの?!」と。

いやいや、皆様のご期待を良い意味で裏切るように
全ての準備を整えてお迎えしました。

たくさんのお花を頂きました。所狭しと、綺麗な花々でお出迎え。

 

17:00には40名様お揃いでした。
職人が手間暇かけて丁寧に作った食事を召し上がって頂き…

いよいよお囃子の音と共に噺家さんの登場です! 【明日へ続く】

10年ぶりに袖を通した着物

あれだけ暑かったのに、少し風が吹き始めて
体感温度がグッと下がったように感じるようになりました。

本日土曜日は90名近いお昼席のお客様がお見えでした。
最近は事務仕事ばかりで、ほとんど表に出ない日が続いていますが
何かあった時にジーパンにTシャツ姿で館内をウロつくのは
さすがに具合悪かろうと思い、着物を着ることに。

9月に入ったから単(ひとえ)の着物です。
箪笥をみたら、単がない…

あ、そうだ。この夏、着物の大整理をしたんだった。
私好みで誂えた単は一着のみで、他は全て母からのお下がり。

着物に対する自分の好みもハッキリしてきて、
絶対着る!と思う物のみを手元に残しました。

そして、この鼠グレーのような色無地もその一つ。

これは10年?いやもっと久しぶりに袖を通しました。

23の年に新門荘に入社して、数か月。母の突然の長期入院。
何も分からないままに表に出ることになった私。

知識も知恵も、経験も、何もかも無い自分をなんとか認めてもらいたくて、
背伸びをして、少しでも大人びて見えるように。
当時はびっくりするほど地味な着物ばかり選んでいました。

今日はこの鼠グレーの色無地に白の夏帯を締めましたが
当時は年配の女性か?!とビックリするような更に地味さを増長させるような帯を締めていたはず…

そんなに武装しても、すっからかんの中身のなさはすぐバレルのに。
自分を大きく見せようとガチガチに、勘違いしていた若かりし頃もありました。

…今は気が抜けすぎて、だらしないだけですけどね(^^;)

ここでも労働生産性を上げる会議

世間では「働き方改革」や「生産性労働力の向上」などが一つのキーワードとして、
取組むことが風潮の一つになっているようですが、
ご多分に漏れず、ここ、新門荘でも取り組んでいます。

これは年初に掲げた私の目標の一つでした。

限られた時間の中で、アレヤコレヤとやる事山積で、
8月ももう終わりのこの時期にようやく着手するに至りました…

客室係主任と既卒3年未満の社員3名、私を含む計5名で
今日は3回目のミーティングです。

「修学旅行生、ご夕食をお部屋に提供する」というお題で、
まずは全ての行程を洗い出しました。

事前に「現在の業務を書いてこい」と一束渡しておいた付箋をペタペタとホワイトボードに…

 

非効率的な動きを見つけ、スタッフ間で統一されていない業務を見つけて改善していく。

必ずしも、「労働生産性を上げる=短縮できる業務を見つける」ではありません。

「衛生面を考えて、ここには力を入れよう!」
「効率よくするために、この備品を買い足そう!」
「この行程はお客様に失礼だから、こう改善しよう!」

2時間かけてたくさんの課題が見つかりました。

一つだけ改善しても前後との関係性を無視すると
徒労に終わることもあることが分かりました。

お膳ひとつ拭き上げるにも、個人差が大いにあることも分かりました。

始めはよく分からん、と言わんばかりに眠そうに聞いていたスタッフも
少し表情が変わってきたように思います。

ステップ1 業務を洗い出す
ステップ2 ムダに気づく
ステップ3 改善策を考える
ステップ4 標準化する
ステップ5 横入り対策
ステップ6 実行!
ステップ7 定着させる
ステップ8 振り返る  → そしてステップ1に戻る…

今日はステップ1-2と、部分的にステップ3まで。

この社内のプロジェクトがうやむやに流れてしまわないように
「毎週1回2時間」と次回の日時を決めて行っています。

ビフォー&アフターを見たり、創意工夫するのが好きな私は、
この週一回のこの日を楽しんでいます。

旅館組合青年部のBBQ

旅館組合青年部の納涼会がありました。
これまで、どこかのビアガーデンなどを利用することが定番でしたが、
今年は日曜日の日中に家族で集まろう!という案が持ち上がり、
BBQをすることに!

大人17人、子供10名集まりました。
後半はウォーターガンで撃ち合い…

男性陣は漏れなく全身ビショビショに。
子供はみんな大喜び! …着替えも持ってきていないのに。

お声がかかって、私は今年の4月から6年ぶりに青年部の理事になっています。
当時は60名以上いた会員も、今期は42名。
2年ごとに部会長が変わりますが、このまま会員が増えなければ翌期は10名減。
さらに次の2年後は20名しか在籍しないことになるそうです。

少子化の煽りを受けている… というか、京都府の旅館が少なくなっているんですね。
そして、昔は青年部に入って然り!だった風潮が、今は入会しない人も多い。

「入会するメリットが無い」と思われているんですよね。
理事の私が言うと、また大変なことになりますが、ある意味必然でしょう。

だって、私もこの6年ほど幽霊部員だったけど、損したなーと思うことは無かったし。

でも理事に選任された以上は、組合の魅力もちょっとは引き出して、伝えていかないとね。
今回の家族交流会も、真剣の会員増員を考える理事達のそんな思いが発端でした。

一口に「旅館の女将」といえども
私みたいに表だって仕事をする女性もいれば、陰ひなたにご主人を支える女性もいます。
いろんな役割で旅館を支える者同士がコミュニケーションを取れるようになっておくと
精神衛生上助かることも多々あります。

おっさん同士の夜の呑食いのみならず、こうして年に一度でも家族交流があると、
旅館の実質上のプラスにはならずとも、組合加入の楽しみ(魅力)の一つになると思います。

そして、大半の旅館は良くも悪くも世襲制だから、
参加したちびっ子の中から、
将来は借金を、…ではなく宿を背負う子が出てくるんでしょうね。

さておき来年は私もランボーのごとくウォーターガンで撃ちまくるぞ!

リピーター様、ご存知でした?新ルームキー!

またブログ更新が滞ってしまいましたが、
いつも目新しい物を見つけたり興味深い新聞記事を見つけたら、
とりあえず写真に撮って加工だけはしてあるんです。

だから今のところネタだけは豊富…
これは3月に撮った写真で随分前の事なのですが、
お部屋の鍵を作り変えていました。

よく見かける細長いタイプは旅館の昔ながらの定番なのでしょうか?
固定概念をとっぱらい、今回は思い切って丸型に♪

チェックイン時で鍵をお渡しするときに「あ、かわいい!」と思っていただけるように。

フロントカウンターにあるキーボックスのサイズを測り、
ぎりぎり入る大きさで作成してもらいました。

この大きさならきっと失くしません。

可愛いでしょ?

仕上がりに満足しているので、納品伝票を見ても納得でしたが
特注なのでビックリするほど高かった~(TT)

えぇ!あの四代目春団治師匠が?!

4月に外装を一新した弊館は、「こけら落とし」と言えば大層かもしれませんが、
これを機会に大きなイベントをしたいなぁ~と考えていました。

あれこれ考えた結果、ななな!なんと!
この小さな旅館にて「桂春之輔」もとい「四代目桂春団治」に
落語をしてもらえることになりました。

いや~、手前味噌ですがこれはかなりスペシャルです!

 

うちみたいな小さな旅館で、上方落語界の重鎮をお呼びできるだろうか…
悶々としていましたが、小さな旅館ならではのメリットはいろいろあります。

まず採算を考えての2回転、3回転はしません!
公演は一回こっきり! わずか40席しかご用意しません。
つまり、お客様は超間近で落語を楽しんでもらえるということです。

なんならマイク不要の距離です。
春団治師匠との記念撮影の時間も割く予定です。
師匠以外にも楽しい出演者がおられますよ!

もちろん、料理自慢の旅館ですから
きちんとご満足いただける食事もご用意します(^^)

 

↑ 4月に大阪で開催された「四代目春団治 襲名を応援する会」のパーティーにて。

最初で最後ではなかろうか… そんな思いさえよぎる一世一代の大イベント。
ぜひこの機会にほんまもんの落語を楽しんでください。

このブログをご笑覧の方のご都合がつかなければ、
是非落語好きな方、古典芸能がお好きな方へご紹介くださいませ。

日頃お世話になっているご両親や、祖父母様へのプレゼントにも最適だと思います(^^)

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市内の若女将さんと一緒に撮影

先日、某洗顔料PRの為の撮影で、同業の若女将さん達とご一緒しました。

あちらの会社の方から、4人の着物の色が被らないようにしてほしいとリクエストがあり
前晩にLINEで「何色でいく?」のやり取り済み。

  私が一番年長なので、とりあえずピンクを着るのはやめておきました(笑) 

 ↑ 左端のブルーが私、ハイビスカス柄の着物は「然林房」のノリちゃん。
            一番若いけどシックな帯が素敵だった「畑中」のあさみちゃん。淡いピンクの着物は「松井旅館」のももちゃん。

↑ 鷹が峰にある「然林房」のノリちゃんと婚活だったか妊活だったかの話で爆笑中。
  

お天気にも恵まれ、わずか1時間半の撮影でしたが終了時には4人とも汗だく…
この4人が集まるのは初めてのこと。
同写真をFacebookにアップしていたので同業者、関係者は不思議に思っていたと思います。

京都市内の旅館ではアラフォーの若女将は私と数名くらいです。
そして、ドンと年齢が下がり30代前半で活躍している若女将さんが何人も居ます。
年齢差を超えて、気負わずペチャクチャとお喋りできる仲間が、
こんなすぐそばに居るのは有り難いことです。

撮影場所は南禅寺に近い「八千代」さんにて。
撮影後はみんなで湯豆腐食べて、各自旅館に戻りました。
 

企業説明会に参加してきました

先週は企業説明会なるものに出かけていました。
京都府内のホテル旅館のみ28社。

小さなブースがあって、担当者はそこにちょこーんと座っています。
宿泊施設に興味がある求職者や新卒生は、気になる施設を訪ね歩きます。

いつもはデスクワークでだらしない恰好の私も、
久しぶりにパリッと着物をきましたよー

ブースの後ろのB1サイズのポスターも、この日の為にせっせと作っていたのです。

6月の下旬からは高卒求人についてハローワークへの書類提出をはじめ、
とにかく書類や資料作成に追われていました。

素人ながら、見開き12ページにわたり
祇をん新門荘の魅力をしっかり伝えている冊子が出来上がりました。ふぅ~…

一方で、ここ3週間は他の仕事は全くの手つかずで、
デスクはどんどん書類や封筒が溜まる溜まる…

この二日後にも同様の求職者との交流会があり、
それが終わったらデスク整理だ!と意気込んでいましたが、
京都府内で大流行の手足口病に子供が罹患。

落ち着いたと思ったら、今度は私がダウン…
大切な一日を無駄にしてしまった。

駄目ですねー…
気が抜けると、とたんに眠気は来るし体調は崩すし。

8月はゆっくりできるかなぁ~と頭によぎりましたが、
よく考えたら、3週間放置して停滞していた仕事が山のようにあるわけで。

おまけに この企業説明会では1社につき6~8人が来てくれていたそうですが、
最多は20名だそうです。そういうところは、求人に対する熱意に加えて、
やはりそれなりの準備ができていることもわかりました。

次回に向けて、資料を作り直し、一人反省会もしなければ。

やっぱり、ゆっくりしてはいられません。