若女将のブログ|YOUNG LADYS BLOG

今年はチャレンジした一年でした。

いよいよ年の瀬も押し迫り、新しい年を迎えようとしています。

このブログをご笑覧くださっている皆さんにとって
今年はどんな一年だったでしょうか。
年の初めに立てた目標は達成されましたか?

私は今までになく新しいことにチャレンジしたことが多い一年でした。

プライベートでは 恥ずかしながら2か月以上妊娠に気づかず、
大量出血で救急車で運ばれた3月。
思い切って1週間の休暇をとり、初ハワイを満喫。
ビジネス書、古典文学、フィクション、漫画、教育関連…
ジャンル問わず本もよく読みました。

それから、我が子が通う小学校と、保育園のバザー委員に任命され
秋は見事に毎日の予定がぎっしりで、仕事並みに動き回りました。

社内では、いわゆる「働き方改革」で、マルチタスクを目標に掲げ
スタッフの勤務スタイルを大きく変えていきました。

同時に来年からの販売体制を変える為に、
雇用形態問わず全スタッフと幾度となく会議を重ねてきました。

少しずつ社内の空気も変わってきて、
自分たちで試行錯誤しながら動き出している様子が、
とても嬉しく感じました。

社外では、毎月1回の頻度で、大学の授業の一コマに登壇して
「旅館の魅力」について話をさせてもらう機会が増えました。
大阪学院大学、京都産業大学、京都橘大学、和歌山大学、大阪成蹊大学…

年明けも早々に2校が決まっています。
これだけホスピタリティ産業が繁栄する中、
日本文化の凝縮されている「旅館」を若い人たちに伝えられる機会を
頂けてほんとうに有難く感じています。

また京都府や京都市のご指名で、偉そうに話をする機会も頂きました。
まだまだ未熟な私に声がかかるとは~と恐縮していましたが
来年は「不惑」の年。自分でもビックリです。

六星占術では、今年まで私は‘大殺界’という
良からぬ運勢に居たそうですが
来年から私の運勢は良くなります!

といっても、今年も健康に恵まれタイトル通り、
いろんなことにチャレンジできたし申し分ない一年でしたが(^^;)

それでもやっぱり なんだか視界がパァーっと明るくなるような気持ち。
念願の40代のスタートが良い運気で迎えられるので、
すでにテンションあがっています♪

だから来年はもっとバリバリ働くぞ~!
…と言いたいところですが、ちゃんとプライベートな時間も持ちたい(TT)

ママ友と優雅にランチに行きたい。
ハーフでいいのでゴルフに行きたい。
ヨガかジムに通って体幹を鍛えたい。
また一週間ぐらい消えて海外に行きたい。

くだらない願望ばかりで恥ずかしいですね。

さておき来年は
「お客様に心から喜んで頂くにはどうしていくべきか」
という基本に立ち返り
スタッフ全員で接客からバックヤードまで
ひとつずつの見なおしをしていく一年にします。

今年もこのブログをご笑覧いただき
有難うございました。

皆様も よいお年をお迎えくださいませ。

舞妓さん宴会シーンの写真撮影

先日、半日かけて社内で写真撮影をしました。
10年ぶりくらいに、当館の目玉企画商品の一つ「お座敷遊びプラン」の撮影をしました。

5-6年前にカメラマンN氏と知り合い、絶対に彼に撮影いただきたいと懇願していました。
お越しいただくのは1年半年ぶり。 前回の様子→「やっぱりプロ! 2017年6月19日
多忙な彼の日程を押さえるのに約2か月かかりました。

彼の仕事ぶりには、ほんと惚れ惚れします。
こちらの要望をしっかりヒアリングして、期待以上の写真を撮ってくださいます。
納品はこれかれですが、確認で見せてくださる写真がどれも素晴らしく
2か月待って良かった~♡と心が躍りました。

今回はこの「お座敷遊び」プランについて
お客様がこのプランをイメージして頂きやすいように、と
いう目的の為にWEBページをリニューアルします。

↑ なかなかこんなポーズで撮影されることはないですよ(笑)

↓ こんな角度から撮影した人は初めて見ました(笑)
実は、この映像向こう側に座るお客様の表情をも捉えているのです。

 

花街の「お座敷遊び」は、表現が下品かもしれませんが大人の王様ゲーム!
とっても盛り上がります。そんな活き活きしたシーンを撮って頂きました。

また、スタッフが働いているシーンも撮ってもらいました。
21室しかない小さな旅館ですが、スタッフは30名近く活躍してくれています。

「新門荘の愉快な仲間たち」

現在その半数以上は「マルチタスク」といって、一人何業務も兼任しています。
一日の数時間は客室清掃で、ポロシャツ姿。午後からの残り勤務は着物姿…

今後求人を掲載する際に、そんなリアルなイメージがより伝わるように…という目的のための撮影です。

料理の写真も15点近く撮って頂き、ほんとに盛りだくさんの撮影でした。
納品された素晴らしい写真の数々は追ってUPさせて頂きます。

 

 

続いて大阪成蹊大学へ

先日の和歌山大学に続き、
今度は大阪市東淀川区にある「大阪成蹊大学」観光ビジネスコースの
授業の一コマを頂戴して旅館の魅力についてお話ししてきました。

今回の出席者は14-5名。
アットホームな人数で、一人一人の顔を見ながら話ができました。

話の内容は前回とほぼ同様です。
どの学校でも、どの学生さんも皆な興味深く聞いてくださるのですが
授業後に出てくる質問は、学校のカラーや履修している教科によって異なるなぁと思いました。

たとえば
「朝早く起きるコツはなんですか」 (…気合いだ!)
「寝坊したことはありますか」(…あるある。)
「着物で動くのは辛くないですか」(…正しく着れば息苦しさは感じないよ。)
「これまで泊まって良かった!という旅館名を挙げてほしい」(…それぞれに良さがあるから難しいなぁ)

と、実務に伴う質問が多かったです。
なるほど、残念ながらまだまだ旅館は毎日毎日朝が早くて、
長時間勤務させられて、休みも無くて…という
イメージがつきまとっているようです。

そんな状態では、このご時世 働き手は居なくなります。
少なくとも新門荘では、6:00~22:00の勤務が基本で、
たとえば朝早く出勤すれば夕方には帰れるし、
14時の出勤であれば午前中にヨガ行って一汗かいたり、歯医者に行くなど
自分の用事を済ませられるし…

休みも他の企業と変わらず月8日あります。

次回は年明けに、大学ではなく初の高校へ出向きます。
旅館に泊まるどころか、親に連れられての旅行しか経験したことがない生徒ばかりでしょう。

資料も一から作り直し、
「へぇ~ 旅館に泊まるっていいね!働くのも面白そうかも!」と
興味を持ってもらう内容でスタンバイしていきたいと思います。

和歌山大学へゲストスピーチ

とうとう12月に入ってしまいました。今年もよく働きました。
やること山積なのに、まだまだ時間が捻出できていない自分がもどかしいです。

さて、先日は和歌山大学 観光学部の授業の一コマで、
ゲストスピーカーとして登壇しました。
7月にお話が来ていたのですが片道3時間は厳しいっす…と
一度はお断りしていました。(実際は片道2時間強でした)

ところが、予定していた人の都合がつかなくなり
2週間前に私のところへ再び話が回ってきました。

数年前に校舎が移設されたそうですが、木でできた教室はとても素敵!!
上期の「宿泊産業論」に加え、下期の「観光商品論」の授業を履修する学生約50名。

慌てて過去に使用したパワーポイントを修正して、一部を学生のみなさんにも配布。
私に与えられた時間は60分。それに合わせて全27ページのスライドに。

自己紹介や祇をん新門荘の紹介に20分。
「旅館とは」という題目で20分。
「ホスピタリティ産業」という題目で20分。

 

観光学部というだけあって、修学旅行以外で旅館に宿泊した経験者は8割でした。
旅館業法も改正されて、今や「ホテル」と「旅館」の違いはハード面ではほぼありません。

ましてや、これからの時代は選択肢はこの二つではなく
「民泊(ゲストハウス)」や「高級寝台車」「夜行バス」で宿泊できる。

旅館は林立するホテルの陰になり、ニッチ産業になるでしょう。
それでも「旅館」が存在する理由は?!
そんな「旅館」で働く意義は?!
「おもてなし」では「旅館」は選ばれない?!
「ホスピタリティ産業」で「旅館」が圧倒して存在する理由は?!

そんな話をさせてもらいました。
無いだろうと思っていた、質疑応答の時間では驚くことに6-7人から質問が出ました。

「日本文化を大事にする旅館を改装するうえで、大事にしてきたことは?」
「大阪万博が決定しましたが、それに対して動こうとしていることは?」
「インバウンド増加で取っている対策は?」
「旅館は敷居が高いイメージがある。学生の間に出来る旅館とのかかわり方は」

事前に教授から、賢い学生が多い、とお聞きしていましたが
なかなか的を得た質問がたくさん出て、私もとても答え甲斐がありました。

 

帰りの電車で、授業後に書いてくださったアンケートを全て拝読しました。
「旅館で働きたいと思いますか?」という質問があるのですが
□全くそう思う □少しは思う □全く思わない の回答欄は
1:8:1だったように記憶しています。

コメント欄には
「ホスピタリティ産業に就きたいと思っていたが、
旅館という選択肢もあるんだと気付いた」と
数人が書いていてくれ、目的が達成された喜びを噛みしめていました。

大切な大学の授業の一コマを頂戴してまで登壇するのは
『「旅館」を知らない世代に、「旅館」という存在を知ってもらう』
『旅館の魅力を伝える』という目的があります。

来週も大阪の某大学で、同じ内容でお話しする機会を頂戴しました。
有難いです。楽しんで行ってまいります。

200万円の和家具が甦った!

私はこの旅館で生まれて、
9歳まで4階の一室に住んでいました。
その一室にずっと置いてあった「飾り棚」

その後、その一室が改装されて客室として稼働しだしてからも
この飾り棚はずっと置かれていました。

ガタついていた扉も取れて、とうとうどこかにいってしまい
とてもじゃないけど、お客様の前には置けないとバックヤードへ…
大型ゴミの改修のたびに「あの棚はどうしますか?」と
ずっと処分の対象になっていました。

なんせ50年以上前のものなので、むやみに捨てるのは勿体ないなぁ…と
すぐにポイポイ捨てる私もさすがに思いとどまり、お座なりで数年経過。

いやいや、忘れているわけではなかったのです。
ちゃんと手帳にはToDoリストに挙げていたんですよ…
新年を迎え手帳が変わるたびに付箋を移し替えていましたが(^^;)

(ちなみに今はアプリで管理していてこの付箋リストはあまり機能しておらず)

そんな折に、プライベートで大阪南港にある大塚家具に出向いた時に
この飾り棚とそっくりのものが販売されていました。
価格を見てびっくり!70万くらいだったでしょうか。こんなにするもんなんや!

とうとう処分ではなく修繕に出すべきだ!とおしりに火が付き
担当の方に相談しました。

いろいろ迅速に対応してくださり、専門業者に調べさせたところ
これは「紫檀(シタン)」という今は希少価値の高い材料で、
同じ飾り棚を新規で購入するならば200万円は下らないだろう、とまで言われました。

その専門業者さんは「処分を検討されてる?もったいない!
大塚家具さんはぜったいに上乗せせずにこの料金で修繕してもらってください」という
真摯なやり取りまで聞かせてもらい、数十万円かけて正式に修繕を依頼しました。

そして、先日無事、甦って戻ってきました!!

まるで新品!職人技術が素晴らしい!
無くなっていた扉も上手に復活して頂きました。

「ブラタモリ」13巻に新門荘が載っていた!

根強いファンが多いNHKの「ブラタモリ

いつぞや「祇園」編が放映されていたそうですが、
私は見逃していました… そして、先日ふらりと本屋へ行った際にありました!!
「ブラタモリ」の最新刊が!!

 

目次の通り「京都・清水寺」「京都・祇園」「黒部ダム」「立山」の放映分が収録されています。

 

 

これはスタッフの分も購入せねば! と思いましたが、
ケチなのでカラーコピーして勉強会に使用することにしました。

 

高校の頃は「地理」の授業がどうも面白くなくて退屈に思っていましたが、
この番組のように『地形から歴史を紐解く』というアプローチはとても理論的で理解しやすいです。

 

特に当館から徒歩1分の距離の新橋・辰巳神社付近。

その小さな橋を四条通沿いへ抜けると、
雑居ビルがひしめき合っていますが、道が真っ直ぐではないんです。
ほんとにガッタガタ。

今まで疑問に感じたことも無かったけど、
「ブラタモリ」を読むと、なるほど!その謎も解けて、
この理由こそが祇園で花街が発展したことにも繋がるのです。

そして、ぺらぺらとページをめくると
「京都編」の最終ページになんと!「祇をん新門荘」の文字を発見!

「芸妓さん舞妓さんに出会いたいなら」という枠に掲載されていました!
いつのまに!! これには思わず二度見!びっくりしました(笑)

京都へ来られる方は是非 購読なさってみてください!
そして、58ページもご確認ください(笑)

 

このシーズンは修学旅行生と紅葉を楽しみに一般の観光客が訪れる京都ですが、
「ブラタモリ 13巻」を読んでから、定番の「清水寺」へ行かれると
人が多くてしんどいわ~… だけの思い出ではなくなるはずです(^^)/

やはり知識や薀蓄を知ってから、その先を訪ねると
旅の楽しさが増して、より思い出深くなりますね♪

 

 

 

 

 

食育プログラム

先週は修学旅行で京都に来られている女子高生の皆さんが
昼食をとりにお越しになりました。

同時に、本年度4回目、
当館オリジナルの修学旅行生向け「食育プログラム」も実施されました。

3種類の出汁の飲み比べを体験してもらったり、
京野菜の披露など和食の文化について
幅広くお話させてもらうプログラムです。

お箸のマナーはどこでもされる話でしょうが、
箸とお椀のどちらを先に持つか知ってはりますか~??

 

2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」は
ただ食べるだけではなく、それなりの知識がある方が美味しく感じる幅が広がります。

今はレンジでチンすれば、とりあえずお腹が満たされる時代。
そんな時代こそ、「食」について真剣に知る機会は必要だと思っています。

それをレクチャーする時間を学校側からご指名いただき、頂戴できることは
提供する側の私たちにとっても、若者育成の為に一役買っていることにもなり有難い事だと思っています。

調理人が披露する職人技「かつら剥き」は
皆さん、大注目!
和紙のような薄さで、途切れることなく剥かれていく様子を見ることは
初めてで「おぉ~!」とあちこちから感嘆の声が聞かれました。

「和食」はこのような職人技の連続で出来上がるのです。
そんな一コマをご覧いただきました。

ほんとにお行儀が良く、清々しい生徒さん達。
高校生らしい可愛い笑顔がたくさん見られて
仕事冥利に尽きるなぁと思いました。

写真撮影にご協力いただいたお礼として
市内観光なさるグループ別に、私たちと撮った記念写真は
まもなく学校様に届けられます。

またいつの日か京都にお越しいただくことを願っています☆

ついていけないIT業界

連休明け早々、大阪の梅田でセミナーがありました。
3人がご登壇されましたが、どの人も目玉級。
この日の受講をとても楽しみにしていました。

↓ 最後尾でひっそりと拝聴しています。

日本旅館協会・関西支部が主催するセミナーなので、
同業者ばかりかと思いきやIT専門業者の方もチラホラ。

医療技術のように日進月歩で進むIT業界。

第一部では(株)コレリィアンドアトラクトの松本慶大氏が
旅館業界に特化せずに題目の通り「マーケティングトレンド」について話をされていました。

最近よく見聞きする「トリバコ」「トラベルコ」のようなメタサーチの話、
SEO対策はもはや不要と言われながらもコンテンツに特化したSEOの成功例、
インスタを上手に取り込んだWEBサイト製作、
ハッシュレコ」「IFTTT(イフト)」「similarweb」などの巧みな活用法…

自分の旅館に落とし込めることがたくさんあり、
私自身のアップデートもかなりされたように思います(^^;)

面白かったのはまだ40代前半の松本氏が、
仕事の最中にスタッフに「ググって」と言うと
「ググるってなんですか?」と真顔で聞かれたそうです。

最近は「ググる」ではなく「タグる(タグ付するの意より)」と言うそうで、
ググるでさえも古い言葉なのかい!!と、思わず私も突っ込んでしまいそうになったほど
IT業界のスピードにはほんとびっくりしたエピソードを聞かせて頂きました。

また、二部の(株)Kaizen platformの須藤憲司氏は
ご自身が携わっておられる会社の規模が大きいこともあって、
そのレベル高き拝聴する話を
私自身に適合するように落とし込むのが大変でした(笑)

起業するに至った経緯や、将来的な働く環境など多岐にわたってお話しされていましたが、
私流の雑な解釈ですが、たった一言でまとめると「エエと思ったら、はよせーよ」です。

たった一回の改善で成功を導くのではなく、
やはりどんなこともトライ&エラーの繰り返しなんですよね。
そう、ええな!こうしたらどうかな?とふと思いついた時にすぐに行動がとれているのか。
すぐにアクションを起せるような粒度にしておくことも大切ですよね。
どのような業態も、経営とは判断とそのスピードに拠るところが大半を占めるのだとつくづく痛感します。

 

今日はこのあと30分後に全体会議があります。
今、部署の垣根を越えて、5つのお題目のチームに分かれて
それぞれの内容で進めているのですが進捗状況を聞くのが楽しみです。
一方で、トップダウンではなくボトルネックで進めている会議ですが
私はどこまで介入していいもんやら…と感じることもあります。

物事を進めるって難しいです。だから仕事は面白いんですが。

今日はITセミナーの話から随分脱線してしまいました。

社内サービスコンテスト

今年3回目の社内サービスコンテスト。

基本的な接客スタイルの確認をするために
お客様役とサービス役に分かれて互いの接客を見合います。

今回は料理の試食も兼ねました。
ご提供していく料理を自分自身が口にすることで、
「これはこういう風に説明した方が親切ですよね」という気付きもあり
やはり試食会とサービスコンテストは同時にしていくべきか…と痛感しました。

現在、お客様にお渡ししているお品書きは
調理場から細かな食材まで書かれた献立を
改めてとてもシンプルなものに書き換えています。

見たら分かる!という食材などは書かないように。

出来るだけお客様の食事の煩わしさとならないように、
という思いの一方で、こちらがご説明する食材や調理法などで
お客様同士の会話が弾まれるように…

世間ではどの飲食店でも、料理の説明もいつの頃からか懇懇とするような風潮になってきました。
私個人的には、その場にいる人との会話を楽しみたい派なので、
料理の説明をするために会話が途切れるまで立ち止まられていたり、
くどくどと話されるとウンザリします。

とはいえ、そのスタッフさんの気持ちもわかるので
空気を読んで話しやすくする雰囲気にも持っていける… 私も腐ってもプロ。

余計な料理の説明は要らないけれど、
こちらから質問した時に的確に回答をもらえると同業として頭が下がります。

当館の接客スタイルも最終的に目指すべきはそこですが、
今の若い子たちにはまずは基本の知識を叩き込んでもらわないと
そんな応用さえ効きません。

さておき、今年に入り毎度同じ10-20代のメンバー5名に実技をしてもらってきましたが、
彼ら彼女らがそれぞれに目標を持って
もっと高みのある接客をしようとする姿勢が見えることは喜ばしいことです。

私もこの社内研修がマンネリにならないように、
また私が居なくても、各自で訓練ができるシステムを
構築していかねばならないと考えています。

 

最高!デービッド アトキンソン氏!

事務所にこもって仕事をしていたら、同業の若女将さんから
「今日のシンポジウム行きますか?」とLINEが。

忘れてた~! 慌ててジャケット取りに行って会場へ向かいました。

シンポジウムの内容は
「去年の秋に京都は観光庁から国内初のDMO法人の認可をもらったで!
みんなでガンバろな~!えいえいおー!」ということです…

観光業界の人間なら馴染みのある「DMO」。
そもそも何やねん、「DMO」

私なりのふざけた解説でいくと
「DMO= いっっろんな人巻き込んで、しっかりお金を落としてもらえる観光で地域を盛り立てよー!」

まぁね、役所の人間がトンチンカンなこと言ってやって、
大事な税金遣って「はぁ?!何してますんや!」ということもダメ。
直接的に観光に関わる地元の人間ばっかり頑張って空回りしてもダメ。
補助金ばっかり当てにして事業を進めることもダメ。
「観光観光いうても、今の京都は観光公害や!」と地元民が不満を抱くのもヨロシクない。

「いっっろんな人」というのは学生も、おじいもおばあも、専業主婦もみーんな!
縦で動いていたものを、手と手を取り合い動き出す。

目指す目標や方向性は官民一体となった方が、いろんな意味で効率的。
「DMO」立ち上げて、量より質を再確認し、永続的に京都が愛されるように進むのは大事ですよね。

理想で終わらないようにしないとね。

 

それでも、私はこのDMOをさておき、
今回のシンポジウムの目玉である「デービット・アトキンソン氏」のご講演が楽しみにしていました。

(…声かかる直前までシンポジウム自体忘れてたくせに ^^;)

今から3年前に出版された「新・観光立国論」
すぐに買って読みましたよー!

読みながら何度頷いたことか。何度ハッとさせられたことか。

そして、今年のちょうど半年ほど前に出版された本。

「無能な経営者こそ問題だ」
…グサグサ突き刺さりますね~

この二冊だけで、別のブログ記事が書き起こせるので、
今回はそこには触れません。

この日のシンポジウムもキレッキレでした。

・交通機関・旅行業者だけに牛耳られているDMOはうまくいかない
・「発信するだけ」「コンサルするだけ」のDMOはうまくいかない
・ 観光客がどこへ行くか調べる価値は発展性がないので意味がない
・「歴史文化観光」に興味がある人が京都に来るのは当たり前。だって「歴史文化」で発信してるんだから。
・京都の問題点を見つけて解決する、それが求められているDMO
・必要な設備投資、新たな観光資源の発掘も必要
・宿泊施設で稼働率が高すぎるのは、単価が低すぎるから。

もうA4用紙ぎっしりにメモしましたが、ふと思い出しただけでも↑これだけあります。
もちろん前後の文脈が無いと曲解されるフレーズもあるかもしれませんが
私はとても良い刺激を受けました。

自社に持ち帰って、すぐにどうこう出来る内容ではありませんが
閉塞的な自分の考え方に猛省したり、
一部私の考えが間違っていないと後押ししてもらえた気分にもなりました。